Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「優等生の不幸」

私が購読している新聞に載っている小説、今年度は歌舞伎の世界に生きる、二人
の男性の物語です。
10日ぐらい前の話だったか、主人公の一人、喜久雄がリハーサルで他の歌舞伎
役者の芝居に、何度もダメだしをしていました。
リハーサルとは言え、かなり厳しい稽古に、見学していたスポンサー企業の社員
は居たたまれなくなり、喫煙所に避難します。
そこでの会話、「あれは優等生の不幸というヤツだね。自分が出来ることが、何で
出来ないんだろう?…と思うんだな。」
なるほどね~と思いました。


極端な例えですが、「取扱説明書」を読んでも分かりづらいのは、「分かっている
人」が書いている説明書だからです。
「分からない人」が分かるように書いてないから、読んでも理解できないのです。
だけど「分かりづらい」と言うクレームが増えたのか、最近は取扱説明書も分かり
やすくなった気がします。

私などは、授業中に先生に「分からない所は無いですか?」と聞かれても、分か
らない所が分からない…という子供だったから、優等生の不幸は無かったです。

…が、夫に対してはあまりのズボラさと呑気さに、何で出来ないの?…と、しょっ
ちゅう思ってしまいます。
これは、さながら「几帳面の不幸」なのかしら?
いえいえ私、几帳面というほど几帳面では無いが、夫があまりにもビッタレ(だら
しない)なので…ね(>_<)

今日も今日とて夫は、服を脱ぎ捨て、荷物は床に転がし、トイレの電気は点けっ
ぱなしだ。
私は夫の後を追いかけるように、服を拾ってハンガーに掛け、荷物を拾い、トイレ
の電気を消すのであった(-"-)