Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

9年ぶりの病院…( ;∀;)

7月も残り1週間。

相変わらず忙しかった7月。

7月5~7日 私の実家

7月11日 夫の実家へ日帰り

7月19日~21日 私の実家

7月21日~24日 夫の実家

一番疲れたのが7月19日~24日の行程でした。

21日に朝一番のバスに乗り、昼前に自宅に帰宅。

(朝6時半前に実家を出て、昼11時過ぎに到着)

夫が一人で実家に帰るよう準備してあったのに、夫と姑が電話で言い合いになり、

夫が「もう帰らん!好きにしたらいい!」と電話を切った。

すぐに私の携帯に姑から電話が入った。

「トンチキを説得して欲しいの。話し合わないといけないのに、私の言うことを

聞いてくれないのよ。一緒に帰って来て!」と泣きつかれた。

私は帰宅したばかりで、かなり疲れていた…。

夫は私が一緒に帰るなら、帰ってもいいというので、仕方なく一緒に帰った。

…で、帰宅したら、郵便物を出してきて、「これは何?あれは何?」と私に説明

を求める。

「最近は読んでも内容が分からないのよ」と姑が言う。

う~ん!今日は私も疲れて頭が回らないんだけど。

説明しても10分後にまた同じことを質問される。

繰り返し、繰り返し、夜中1時まで話に付き合った。

(夫は勤務明けだったから、疲れて夜7時過ぎに寝落ち)

そんなこんなでバタバタして、夫の実家から昨日帰宅しました。

 

…で、かねてから調子が悪かった左ひざ。

また水が溜まったようで、今日、整形外科病院に行って来ました。

この病院は9年前、従兄の妻ナンシーの葬儀後に左ひざの裏に違和感を感じ、

受診して水を抜いてもらった病院でした。

双方の実家を行き来してたら、自分の身体のことは後回しになるのよね。

あぁ~!今朝もまた電話が来たし、明日もまたかかってくるのかしら?

姑の電話攻撃に戦々恐々とする私である。(同じことを何度も質問されるから)

泣いている女性のイラスト

 

 

 

 

 

「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」

昨日、夫とシネコンに行って来ました。

観たのは↓「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」です。

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(C)©2023 INDIGO FILM-O’GROOVE-TRAMP LTD-VGROOVE-WISE PICTURES

第2次世界大戦中に、イタリア海軍の潜水艦コマンダンテカッペリーニ

敵国船の乗組員を救助した実話をもとに、戦時下でも失われることのなかっ

た、海の男たちの誇りと絆を描いた戦争ドラマ。

1940年10月。イタリア海軍の潜水艦コマンダンテカッペリーニは、イギ

リス軍への物資供給を断つために、地中海からジブラルタル海峡を抜けて大

西洋へ向かっていた。

その途中で遭遇した船籍不明の船を撃沈するが、それは中立国ベルギー船籍

の貨物船カバロ号だった。

コマンダンテカッペリーニ号のサルバトーレ・トーダロ艦長は、カバロ号

乗組員たちを救助して、最寄りの港まで運ぶことを決めるが、そのために

自らと部下たちを危険にさらすのを覚悟の上で、潜航を諦めて無防備状態

まま、イギリス軍の支配海域を航行しなければならず…。

主人公トーダロ艦長役に「シチリアーノ 裏切りの美学」の、ピエルフラン

チェスコ・ファビーノ。

「堕ちた希望」のエドアルド・デ・アンジェリスが監督を務め、撮影ではイ

タリア海軍全面協力のもと、実物大の潜水艦コマンダンテカッペリーニ

再現した。

2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。

(映画.comHPより)

 

夫が船や海に関する映画を観たがるので、今回も夫に付き合いました。

浮上していたイタリアの潜水艦コマンダンテは、船籍不明の船から攻撃を受け

るが撃沈する。

撃沈されたのは中立国ベルギーの貨物船だった。

密かにイギリス軍の武器を運んでいたので、潜水艦に攻撃したのだった。

トーダロ艦長は、貨物船が先制攻撃してきた理由の見当が付いていたが、乗組

員を見殺しにすることは、軍規に反しても人間として正しく無い!と救助に反

対する副艦長を説得し、貨物船の乗組員を救助する。

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(C)©2023 INDIGO FILM-O’GROOVE-TRAMP LTD-VGROOVE-WISE PICTURES

30名近い乗組員を乗せたため過積載となり、スピードが出せないコマンダンテ号。

そして、恐れていたことが…。

イギリス軍の軍艦と出くわしたのだ。

潜航すればやり過ごせるが、潜航すると甲板にいるベルギー人達が溺死してしまう。

戦うこともできず、潜航することもできない。

命の選択を迫られた艦長は…。

敵、味方、関係なく、「海の男」のルールを守ったトーダロ艦長。

戦時下に有っても人間らしさを忘れなかった海の男達。

トーダロ艦長の決断は尊かったです。

実話の重(おも)みを感じました。

 

こんにちは、北里柴三郎さん(⁠.⁠ ⁠❛⁠ ⁠ᴗ⁠ ⁠❛⁠.⁠)

昨日、近所のドラッグストアに買い物に行ったら、お釣りの中に新札が1枚入って

ました。

新札が手元に回ってくるのは、3ヶ月ぐらいかかるかな?と思っていたので嬉し

かったです。

一番流通するのが千円札だから、早かったのかな?

津田梅子さんと渋沢栄一さんとも早く出会いたいわ(^o^)

 

 

「ディア・ファミリー」

先週の金曜、イオンシネマまで遠征して、「ディア・ファミリー」を観て来ました。

ポスター画像

(C)2024「ディア・ファミリー」製作委員会

世界で17万人の命を救ったIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーン

カテーテルの誕生にまつわる実話を映画化したヒューマンドラマ。

1970年代。小さな町工場を経営する坪井宣政と妻・陽子の娘である佳美は

生まれつき心臓疾患を抱えており、幼い頃に余命10年を宣告されてしまう。

どこの医療機関でも治すことができないという厳しい現実を突きつけられた

宣政は、娘のために自ら人工心臓を作ることを決意。

知識も経験もない状態からの医療器具開発は、限りなく不可能に近かったが、

宣政と陽子は娘を救いたい一心で勉強に励み、有識者に頭を下げ、資金繰り

をして何年も開発に奔走する。

しかし佳美の命のリミットは刻一刻と近づいていた。

大泉洋が主人公・宣政を熱演するほか、妻・陽子役を菅野美穂、娘・佳美役

福本莉子が務めた。

主人公のモデルとなった筒井宣政氏と20年以上にわたり親交のあるノンフィ

クション作家・清武英利による膨大な取材ソースを基に「糸」の林民夫が脚

本を手がけ、「君の膵臓をたべたい」の月川翔が監督を務めた。

(映画.comHPより)

 

宣政は何年もかけて、やっと人工心臓の試作品を作ることに成功した。

しかし同時期にアメリカで人工心臓を移植された患者が亡くなり、医科大学

部長が試作品の臨床実験に難色を示す。

製品開発に協力的だった教授は、部長の意向だからと掌を返し、協力を拒む。

自暴自棄になった宣政だが、佳美から「私の命は大丈夫だから、他の人の命を

助けてあげて」と言われ、自分に何ができるのか自問自答する。

そして日本人用のバルーンカテーテルの製作を思いつく。

アメリカ製のカテーテルは硬くて使いづらくて、手術が失敗してしまうことが

多々あったのだ。

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(C)2024「ディア・ファミリー」製作委員会

紆余曲折して、やっと完成したバルーンカテーテル

耐久性の実験結果を持って、かつて共同研究をしていた医科大学に持ち込むが、

教授はその商品は使わないと言い、食い下がる宣政に出入り禁止だと告げる。

それならばと人工心臓を作るときに、授業に潜り込んで分からないことを教えて

貰い旧知の仲となった学生(今では医師になった)の所に、バルーンカテーテル

を持ち込むが…。

医科大学が使わないと断った物を、どんなに良い製品でも、うちが使うことは

できない。」と医療界の縦社会、しがらみに逆らえないのだと言う。

そういうしきたり、クソだわよ。

でも、きっと今でも、そういうクソなしきたりが残っているのよね。

 

詰んだか…と思われたが、かつて人工心臓の製作チームにいた医学生の一人が、

(今は外科医)自分が執刀する手術で教授の許可を取らず、バルーンカテーテ

ルを使うのだった。

宣政が製作したカテーテルは、使いやすいと若手医師の間で評判となり、部長

や教授の耳にも入る。

掌を返した教授に、バルーンカテーテルの採用を認めさせた宣政がガッツポー

ズをするシーンは胸がすく思いでした。

ラストで、人工心臓は今でも完成しておらず、このバルーンカテーテルは17

万人もの人々の命を救ったと字幕が出ました。

大泉洋がコメディ色を封印し、熱演してました。

お勧めな映画です。

 

 

「あんのこと」

先週5日~7日、私の実家に帰ってました。

8日は大量に洗濯して、昨日は終映間近な「あんのこと」を観て来ました。

ポスター画像

(C)2023「あんのこと」製作委員会

SR サイタマノラッパー」「AI崩壊」の入江悠が監督・脚本を手がけ、

ある少女の人生をつづった2020年6月の新聞記事に着想を得て撮りあげ

人間ドラマ。

売春や麻薬の常習犯である21歳の香川杏は、ホステスの母親と足の悪い

と3人で暮らしている。

子どもの頃から酔った母親に殴られて育った彼女は、小学4年生から不登

校となり、12歳の時に母親の紹介で初めて体を売った。

人情味あふれる刑事・多々羅との出会いをきっかけに、更生の道を歩み出

た杏は、多々羅や彼の友人であるジャーナリスト・桐野の助けを借りな

がら、新たな仕事や住まいを探し始める。

しかし突然のコロナ禍によって3人はすれ違い、それぞれが孤独と不安に

していく。

「少女は卒業しない」の河合優実が杏役で主演を務め、杏を救おうとする

破りな刑事・多々羅を佐藤二朗、正義感と友情に揺れるジャーナリスト

野を稲垣吾郎が演じた。(映画.comHPより)

 

杏は母親と祖母、団地に三人で暮らしている。

父親は居ない。

この母親が毒親で、娘のことを「ママ」と呼び、「生活費を稼いで来い」と、

売春を強要するクソ女だ。

娘を殴る蹴るしながらも「ママ」と呼んで、娘に依存し精神的にも支配する。

毒親を河井青葉が熱演してました。

あの演技が有ってこそ、杏の絶望感を観客にダイレクトに伝えられたのでは

ないかしら?

もしかして母親も子供の頃に、今は身体が不自由になっている祖母にDVの被

害に遭っていたとか?

家の中はゴミ屋敷で、捨てられていないゴミ袋が小積み上げてある。

この荒廃した家の中が、杏の置かれている状況を物語っていた。

ラブホで客のヤクザが覚せい剤を打ち、ぶっ倒れたおかげで、杏は刑事の多

々羅やジャーナリストの桐野と出会い、更生する道が開けるのだが…。

桐野の紹介で介護施設で働き始めた杏。

初任給で買った日記帳に日記を書き綴る。

最初はひらがなが多かった日記帳。

夜間中学で学び始め、少しずつ漢字が増えていく。

もがき苦しみ、やっと道が開けたと思うと、母親が現れてぶち壊して行く。

追い打ちをかけるように、コロナ禍が始まり、仕事先も学校も行けなくなり、

杏は誰にも頼れなくなる。

この映画は実話がベースだけど、実在の人物は一人ではありません。

幾つかの事件を合わせて、脚色したものです。

あの事件かな?この事件かな?と、思い当たる事件が複合化されてます。

観終わった後、頭の中で「どうして!」「なんで!」と想いが巡りました。

「後味が悪い」と思われるでしょう。

でも、あのラストだから観客の頭や心の中に爪痕が残せたんじゃないかな?

身の回りでこういうが起きていたのだと、忘れないためにもね。

河井優実、佐藤二朗稲垣吾郎の熱演、そして母親役の河井青葉の演技は

特に素晴らしかった。

観終わると暗い気持ちになりますが、是非、観てほしい映画です。