「共喰い」
映画化。
夏の出来事を、原作とは異なる映画オリジナルのエンディングとともに描き出す。
の遠馬は、性行為の際に相手の女性を殴るという粗暴な性癖をもつ父親を忌み嫌っていた。
しかし、17歳の誕生日を迎えた日、幼なじみの千草と初めて交わった遠馬は、自分にも粗野な
父親と同じ血が流れていることを自覚させられる。
田将暉。(映画.comHPより抜粋)
原作小説が芥川賞を受賞した作品ということで、気になっていた映画でした。
2年前だったか原作小説は買っています…が未読で(-_-;)
しかしまあ、何というか、一言で言うと「鬼畜」な父親です。
女癖が悪く、暴力も振るうという最低男。
いくらなんでも、息子の彼女にまで手を出しちゃいかんでしょう(@_@;)
この映画はR15指定映画となってました。
確かに青少年には、精神衛生上良くないシーンが多いわね。
主人公の遠馬よりも、鬼畜な父親の印象ばかり残りました。
暴力を振るうことで、自分が相手よりも優位に立ちたいのか?
それとも暴力が愛情表現なのか?
鬼畜な父親なりの考えが有ります。
殴られた女達は女達で、したたかに生き抜いて行く術を見つけます。
ラストでは別居している妻が、怒りを爆発させます。
いつの時代も、幕引きするのは妻の役目なのか?
かなり好みが分かれる映画でしょうね。
私の好みではありませんでした。
原作の小説と映画ではエンディングが違うそうです。
「積ん読」(つんどく)状態になっている文庫本を、探して読まないといけないわ。