Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「大統領の料理人」

昨夜スカパー!で観たかった映画を放送していました。

「大統領の料理人」


「フランス最後の国父」と称されるフランソワ・ミッテラン大統領に仕えた、仏官邸史上唯一の
女性料理人ダニエル・デルプエシュの実話をもとに、大統領のもとで働く女性シェフの奮闘を
描くドラマ。
片田舎のレストランを経営しているオルタンス(カトリーヌ・フロ)は、ミッテラン大統領(ジャン・
ドルメソン)の指名によって、エリゼ宮のプライベートルームに迎えられる。
オルタンスは、規律に縛られた男社会の厨房で孤立しながらも、ひたすらに料理の味を追求。
やがて、オルタンスの情熱が冷え切っていた厨房を刺激していく。
監督は「恋愛小説ができるまで」のクリスチャン・バンサン。(映画.comHPより抜粋)

ムチャクチャ感動するという作品ではありません。
むしろ淡々とストーリーが進むので、退屈と思えるかも知れません。
この映画はミッテラン大統領の昼食を作るために、プライベートシェフとして雇われた女性シェ
フの話です。
オルタンスは1988年~90年までの2年間、ミッテラン大統領の昼食を作ってました。
ええ、パーティーの時などは、本厨房のシェフが作るのです。
本厨房は男性ばかりです。
大統領がエリゼ宮に居る時の昼食をオルタンスが作るのですが、本厨房のシェフ達は自分
達の仕事を取られたようで気に入りません。
オルタンスは、郷土料理を教える料理学校を設立し、「ママンの味(おふくろの味)」を生徒に
教えていました。
特別扱いが気に入らない本厨房のシェフは、ことあるごとにオルタンスに意地悪するのです。

でも、映画に出てくる料理はどれもが美味しそうでしたよ^^
故郷の味が食べたい!おふくろの味が食べたい!…と、ミッテラン大統領が思うのも理解
できます。

この映画は、フランス領南極基地に取材に来たオーストラリアのTVクルーが、たった一人
いる女性のオルタンスに興味を持つところから始まります。
南極基地でのシーンとエリゼ宮でのシーンが、交互に映し出されます。
同じ「紅一点」状態でも、エリゼ宮ではストレスを抱えて料理し、南極基地では皆が料理を
楽しみにしてくれているのを感じながら料理しています。
ラストは一年の任期を終えて、南極基地を後にするオルタンスの姿を映して終わります。

地味だけど面白く鑑賞しました。
そして女の嫉妬は怖いけど、男の嫉妬もエグイわね…と納得した私である(@_@;)