昨日、ミニシアターで「パワー・オブ・ザ・ドッグ」を観ました。
一部劇場にて11月19日(金)公開
Netflix映画「パワー・オブ・ザ・ドッグ」
12月1日(水)よりNetflixにて全世界独占配信開始
「ピアノ・レッスン」で女性監督として初のカンヌ国際映画祭パルムドール
を受賞したジェーン・カンピオン監督が、ベネディクト・カンバーバッチを
主演に迎え、1920年代のアメリカ・モンタナ州を舞台に、無慈悲な牧場主
と彼を取り巻く人々との緊迫した関係を描いた人間ドラマ。
大牧場主のフィル・バーバンクと弟ジョージの兄弟は、地元の未亡人ローズ
と出会う。
ジョージはローズの心を慰め、やがて彼女と結婚して家に迎え入れる。
そのことをよく思わないフィルは、2人やローズの連れ子のピーターに対し
て冷酷な仕打ちをする。
しかし、そんなフィルの態度にも次第に変化が生じる。
カンバーバッチがフィル、実生活でもカップルのキルステン・ダンストと
ジェシー・プレモンスがローズとジョージをそれぞれ演じ、ピーター役は
コディ・スミット=マクフィーが務めた。
2021年・第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で銀獅子賞
(最優秀監督賞)を受賞。
2022年・第94回アカデミー賞では作品、監督、主演男優、助演男優、助
演女優、脚色などの主要部門ほか計11部門で12ノミネートとなり、同年
度の最多ノミネート作品に。
ジェーン・カンピオン監督が、女性では史上3人目となるアカデミー監督
賞を受賞した。
Netflixで2021年12月1日から配信。
それに先立つ11月19日から一部劇場で公開。(映画.comHPより)
いやはや、スゴイ映画でした。
ストーリー展開を楽しむ映画では無いです。
この映画は俳優の演技を楽しむ映画です。
カンバーバッチが「眼差し」だけで、不穏な空気と緊張感を醸し出します。
弟の妻の連れ子ピーターを舐めるような目つきで見つめます。
好きな子をイジメるガキ大将みたいな感じ?
いえ、陰湿なイビリや、殴る蹴るなどの暴力を振るうわけでは無いです。
それとは違う異質な怖さが…。
粗野なカウボーイじゃなかったフィルと繊細で女性っぽく見えたピーター。
二人の心理格闘戦は最後までハラハラしました。
好みが分かれる映画です。
私も好きな映画かと聞かれたら「ハイ!」とは言えません。
だけど、素晴らしい映画だとは思いました。