Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「そして父になる」

昨日は「そして父になる」を観に行って来ました。
割引デーじゃないのですが、ユナイテッドシネマはメンバーカードを作って、携帯電話会員に登録
していると、「期間限定の1200円で観られる」クーポンを定期的にメールで送ってくれます。
その画面を提示すると、曜日関係無く2人まで1200円で観られるのですよ^^
 
 
 
是枝裕和監督が福山雅治を主演に迎え、息子が出生時に病院で取り違えられた別の子どもだった
ことを知らされた父親が抱く、苦悩や葛藤を描いたドラマ。
大手建設会社に勤務し、都心の高級マンションで妻と息子と暮らす野々宮良多は、人生の勝ち組
で誰もがうらやむエリート街道を歩んできた。
そんなある日、病院からの電話で、6歳になる息子が出生時に取り違えられた他人の子どもだと判
明する。
妻のみどりや取り違えの起こった相手方の斎木夫妻は、それぞれ育てた子どもを手放すことに苦し
むが、どうせなら早い方がいいという良多の意見で、互いの子どもを“交換”することになるが…。
2013年・第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、審査員を受賞した。
良多を演じる福山は自身初の父親役。
妻みどりに尾野真千子、斎木夫妻にリリー・フランキー真木よう子が扮する。
(映画.comHPより抜粋)
 
まさか、自分の子供が他人の子供だったとは…。
信じられないですよね。
私は出産経験が無いから想像するしかないのですが、「母親なのに、気付かなかったのか?」など
と、夫から言われた時には、きっと夫を呪いたくなるだろう。
女は自分が出産するから、自分の子供だと思うのだが、男は自分に顔立ちが似ていない限り、父
親なのだと実感することが少ないのだとか…。
 
間違ってしまいましたから、交換して下さい…って、商品じゃないんだから簡単に返品交換なんて
できませんよね。
結局、両家は家族ぐるみで親交をはかり、子供が慣れたら本当の親と暮らせるように…と考える。
これがまだ1~2歳ならば、上手くいったのだろうが、6歳になると物心が付いてしまい、簡単には
行かなくなるのだ。
「氏より育ち」…って言いますが、育った環境によって、我が子であっても、その環境に合った成長
をするのです。
血の繋がりも大事ですが、過ごした時間が重要になるんですよ。
 
親になった経験が無い私ですが、「自分だったらどうするか?」…と、自問自答しながら鑑賞しま
した。
私ならば「そして父になる」ではなく、「そして家族になる」って、題名にしただろう。
あっ!でもこの映画は、良多(福山雅治)が父親となっていく(自覚していく)過程を描いてもいた
から、やっぱり「そして父になる」が正解なのかな?
ラストは「そうよね~」…と思う納得のラストでした。
 
先日観た、「永遠のゼロ」で親子役だった、夏八木勲さんと風吹ジュンさんが、良多の両親役で
出ていたり、「凶悪」に出演していたピエール瀧さんが、ワンシーンで出ていたりと、皆さん八面
六臂の活躍ですね。
「凶悪」の極悪ぶりが信じられないぐらい、リリー・フランキーさんが、子煩悩な父親役を演じてま
した。
 
親になった人にも、親になっていない人にも観て欲しい映画でした(^o^)丿