2本目には安田顕主演の「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」を観ました。
家族の絆を描いた宮川サトシの自伝エッセイ漫画を、「さよなら渓谷」「日日是好日」の大森立嗣の
メガホン、安田顕主演で実写映画化。
子どもの頃から病気がちだったサトシは、母のかけてくれたやさしい言葉に救われてきた。
2年前、そんな母ががんの告知を受けたことから、今度はサトシが母にやさしい言葉をかける番に
なってしまった。
百度参り、修行僧のような滝行、国産野菜のジュース作り…サトシは恋人の真理に支えられなが
ら、母のためになるならと、どんなことでもやった。
しかし、30代後半になったサトシに、母との永遠の別れが訪れる。
あれから1年。
生きる気力をすっかり無くしていた父と兄も、ようやく新たな人生へ再スタートをきった頃、サトシの
もとに突然、母からのプレゼントが届く。
主人公のサトシ役を安田が演じるほか、母・明子役を倍賞美津子、サトシの恋人・真里役を松下
死して尚、子供の幸せを願う母親。
妻に先立たれ、生きる目的を失う夫。
母親の看病を、弟に任せきりにしてしまい罪悪感を持つ兄。
母親への思いが強すぎて、前に進めないサトシ。
この映画は、家族の結びつきと、家族それぞれの家族に対する想いを描いた映画です。
それにしても、妻に先立たれた夫は自堕落な生活になり、あっという間に家がゴミ屋敷化するもの
なのね。
喪失感で何もやる気が起こらないというのは分かりますが…。
この映画、なかなかの良作でした。
機会が有れば是非ご覧になって下さい♪