Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

戦火の馬

今日やっと「戦火の馬」を観て来ました。
なかなか時間の都合がつかず、もう来週には夜1回の上映かも?…という恐れも有り、昼から
慌ただしく行って参りました。
 
 
1982年にイギリスで発表され、舞台化もされて成功を収めたマイケル・モーパーゴの小説を、
第1次大戦下、農家の少年アルバートは毎日を共にしていた農耕馬のジョーイを、軍馬として
騎馬隊に売られてしまう。
フランスの戦地に行くことになったジョーイを探すため、アルバートは徴兵年齢に満たないにも
かかわらず入隊し、激戦下のフランスへと向かう。
主人公アルバート役にイギリスの若手俳優ジェレミーアーバイン
そのほかエミリー・ワトソンデビッド・シューリス、ピーター・ミュランら名優が脇を固める。
(映画.comHPより抜粋)
 
本当はお父さん、農耕馬を買いに競り市に行ったのですよ。
たまたま見たサラブレッドを気に入って、競り落としたのだ。
帰ったら奥さんが「(売主に)ひざまずいて謝って返してきて!」と激怒する。
そりゃあそうですよ、畑を耕す為に農耕馬が欲しかったのです。
乗馬用のサラブレッドは必要ありませんから。
 
息子は、その馬が近所に居た馬が出産した仔馬だと知っていたので、自分が調教するから
返すのは待って…と懇願する。
飲んだくれの夫に、しっかり者の妻。
我が家のことかいな?…と、己の身に投影して観てました^^
 
この馬を買うためにお金を使い果たしたため、小作料が払えなくなるんですよ。
秋に収穫した野菜を売って、利子も含めて払うから…と地主に約束するのですが。
戦争が始まり馬の需要が増えたので、借金を払うために、ジョーイは売られて行くのです。
でもね、買ってくれたイギリス軍の大尉がとても良い人で、アルバートに「ジョーイは元気だ」
と、ジョーイの姿をスケッチして手紙と共にしたためるのです。
しかしその手紙は、大尉が戦死した知らせと共にアルバートに届けられる。
 
ドイツ軍に捕まったジョーイは、農耕馬のように大砲を引っ張らされたりするのだが、行く先々
で、ジョーイを助けてくれる人間がいて、生きながらえることが出来る。
そう、戦時下に置かれていても、人間性を失っていない人も居るのです。
 
 
途中、助けてくれたお爺さんと孫娘。
せっかく戦場を逃れられたジョーイは、再び戦場へと連れて行かれます。
ラストで↑このお爺さんが泣かせます。
何て良い人なんでしょう!
 
スピルバーグ監督、渾身の一作です。
馬と馬の友情有り(意味分からないでしょう?観たら分かりますよ)、人間と馬の友情有り、人間と
人間の友情有り…と、心がほっこり温まる映画です。
後2週間ぐらい全国で上映が有ると思いますので、是非ご覧下さい。