Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「ビヨンド・ザ・エッジ」2D版

昨日は、ミニシアターに行って来ました。
「ビヨンド・ザ・エッジ」の2D版を観て来ました。
 
 
1953年、標高8848メートルを誇る、世界最高峰のエベレスト山頂への初登頂を、各国は目指して
いた。
陸軍大佐ジョン・ハント率いるイギリス遠征隊は、イギリスの登山家11名とニュージーランド人登山
家2名、荷物運び600名という編成で、エベレストに挑んだ。
頂上を目指す第一次アタック隊にはイギリス人登山家が、ニュージーランド人登山家のエドモンド・
ヒラリーとエベレスト山麓で育ったテンジン・ノルゲイは、第二次アタック隊に選ばれた。
期待を背負い出発した第一次アタック隊だったが、酸素補給器に不具合が生じ、疲れと酸素不足の
ため頂上へ続く尾根、ナイフエッジを目前にしながら登頂を断念。
初登頂の夢は第二次アタック隊に託された。
劣等感に苛まれた内気な少年だったエドモンドと、貧しい生まれで子供たちのためにも単なる荷物
運びで終わりたくなかったテンジンにとって、それは人生を変える挑戦でもあった。
(Movie Walker HPより抜粋)
 
この映画は、当時の記録フィルムや当人達へのインタビューなどが映し出されます。
足りないところを再現ドラマで撮影した映画です。
…なので、ドラマチックな映画とは違い、ドキュメント映画や記録映画だと思って鑑賞した方が良い
です。
山登りが趣味の人には、憧れのエレべスト初登頂ということに感激することでしょう。
私は山登りはしないので、人間ドラマとして観ました。
 
シェルパ」と呼ばれる、荷物運びやガイドを請け負っている現地人の方々がいます。
登山家は登るだけで良いですが、シェルパは荷物を運び道案内をします。
空気が薄く極寒の山、登山家だけでは登頂は無理です。
お互いに命を預け合う仲間だから、自ずと友情が芽生えて来るんですよね。
 
↓「シェルパ」について調べてみました。
20世紀後半以降、エベレストを始めとしたヒマラヤ登山が活発になり、海外から登山客、観光客が
増えると、シェルパ側の現金収入の途も増えた。
登山案内人の職は、ネパールの平均収入と比べて高収入であり、職を得るための競争は激しいが、
死の危険も大きく1950年から2009年の間に224人以上のシェルパが命を落としている。
一方、エベレスト山麓では、1973年以降に飛行場とヘリ発着場が作られ、比較的簡単に登山が行
われるようになり、観光客相手のロッジ経営・通訳など、ヒマラヤ観光全般に従事することも容易と
なった。
たくさんの登山家がヒマラヤにやって来るようになりましたが、中にはシェルパを消耗品のように、
ぞんざいに扱う登山家がいて、暴力事件が起こったことも有ったそうです。
そして、シェルパが遭難してケガをしたり、亡くなったときの保障がとても低いのだそうです。
今年の4月には、シェルパが13名亡くなり3名が不明になる雪崩事故が有りました。
今年の9月以降の事故から、やっと補償額が増えたようです。
 
こんな危険な目に何度も遭いながらも、なぜ冬山登山をするのだろう?
苦しい思いをしながら、登り切ったときの達成感のためなんだろうか?
そんなことを思いながら、映画を観ました。
この映画は、登山に興味がある方、趣味な方にお勧めします。