２本目に「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたなら。」を観ました。
(C)2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会
SNSを中心に話題を集めた汐見夏衛の同名ベストセラー小説を映画化し、
戦時中の日本にタイムスリップした現代の女子高生と特攻隊員の青年の
切ない恋の行方を描いたラブストーリー。
親にも学校にも不満を抱える高校生の百合は、進路をめぐって母親とケ
ンカになり、家を飛び出して近所の防空壕跡で一夜を過ごす。
翌朝、百合が目を覚ますと、そこは1945年6月の日本だった。
通りがかりの青年・彰に助けられ、軍の指定食堂に連れて行かれた百合
は、そこで女将のツルや勤労学生の千代、彰と同じ隊の石丸、板倉、寺
岡、加藤らと出会う。
彰の誠実さや優しさにひかれていく百合だったが、彼は特攻隊員で、間
もなく命懸けで出撃する運命にあった。
NHK連続テレビ小説「舞いあがれ！」の福原遥が百合役、「死刑にいた
る病」の水上恒司が彰役で主演を務める。
「光を追いかけて」の成田洋一が監督を務め、福山雅治が主題歌を担当。
（映画.ｃｏｍＨＰより）
私は原作小説は未読ですが、原作に沿った映画に仕上がっているようです。
一説によると、特攻隊基地が在った鹿児島県知覧市、富谷食堂の鳥濱トメ
さんの逸話を取り入れて書かれているようです。
映画では、松坂慶子が演じている鶴屋食堂のツルさんです。
タイムスリップした百合を住み込みで雇い、特攻隊員の人たちに食事を提
供する食堂の店主。
愛する者を守るために、敵機に突っ込んで行く…。
現代の高校生、百合と特攻隊員の彰。
出会うはずのない二人が出会い、過ごした数週間。
元の世界に戻った百合は、半日しか経っていないことに驚く。
夢か現（うつつ）か？
ラストで百合は、彰の本当の気持ちを知ることになる。
純愛に浸りたい人に、特にお勧めします。
それにしても、命を懸けてまで守るべき物は、国の威厳では無かったわ。
戦争は何も産み出さないもの。
戦争を始めるのは簡単だが、止めるのは難しい。
