(C)2021「燃えよ剣」製作委員会
新選組副長・土方歳三の生涯を描き、過去に映画化、ドラマ化もされてきた
司馬遼太郎の歴史小説を、「関ヶ原」の原田眞人監督&岡田准一主演の再タ
ッグで新たに映画化。
江戸時代末期。黒船の来航により、外国から日本を守るため幕府の権力を回
復させようとする佐幕派と、天皇を中心にした新政権を目指す討幕派の対立
が深まりつつあった。
武州多摩の農家に生まれた土方歳三は「武士になりたい」という思いで、近
藤勇、沖田総司ら同志とともに京都へ向かう。
芹沢鴨を局長に、徳川幕府の後ろ盾で新選組を結成し、土方は「鬼の副長」
と恐れられながら、討幕派の制圧のため京都の町で活躍を見せるが…。
土方歳三役の岡田のほか、土方と生涯愛を貫くお雪役を柴咲コウ、近藤勇役
を鈴木亮平、沖田総司役を山田涼介、芹沢鴨役を伊藤英明がそれぞれ演じる。
(映画.comHPより)
この映画でも、岡田准一は身体能力の高さを魅せてくれました。
凄みの有る殺陣アクションがてんこ盛りでした。
画面を観てて、自分が斬られたような気がしましたよ( ;∀;)
私は原作小説は未読なので、どこまで小説に沿った脚本だったか、分かりま
せん。
タイトルどおり、映画では剣に生きる男たちの生き様が描かれていました。
幕末の6年間しか存在しなかった「新選組」
最初は同じ志を持ち、意見の相違は有れどお互いを尊重していた面々も、勢力
を増して人数が増えると次第に派閥ができる。
賄賂を貰い商人と癒着する者、活動資金を使い込む者、内部抗争…まるで政治
家と同じじゃない?
映画は想像していた内容とはちょっと違ってましたが、キャスティングは良か
ったです。
特に、ラッシュアワーの村本、はんにゃの金田。
お笑い芸人とは思えない好演でした。
役柄にバッチリ合っていた感じ。
ゲス男ぶりが上手い!
実際の芹沢鴨がどんな人間なのかは知りませんが、この映画の中ではゲス男
でした。
鈴木亮平が演じる近藤勇が霞むぐらい、目立っていた芹沢鴨なのでした。
この映画、土方歳三の生き様、剣に生き、義侠心に生きる男たちを描いた内
容でした。
個人的にはもう少し、土方歳三とお雪の恋愛を描いて欲しかったな。
(ちなみに土方歳三は生涯独身で、お雪は小説に登場する架空の人物です)
まあそれでは「燃えよ剣」というタイトルを付けないか^^