Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌」

今日、ちょっと気になる映画を観て来ました。

ポスター画像
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ロックバンド「マーシーミー」が2001年に大ヒットさせたクリスチャン・

ソング「I Can Only Imagine」の誕生秘話とバンドのボーカル、バート・ミラ

ードの半生を描いた音楽ドラマ。

幼少期を暴力的な父親アーサーのもとで過ごしながら、やさしさを忘れるこ

とがなかったバート。

高校時代に歌の才能を見いだされたバードは、父のもとを飛び出して音楽の

道へと進んでいく。

バートはミュージシャンとして順調にキャリアを積んでいくが、音楽業界で

手痛い洗礼を受けたことから自信を失くし、すべてを捨てて父のいる故郷へ

と戻ってくる。

アーサーは自身の過去を悔い、なんとかバートと解り合おうとするが…。

主人公バート役をブロードウェイの舞台で活躍し、本作が映画デビューとな

るJ・マイケル・フィンリー、父アーサー役をデニス・クエイドがそれぞれ

演じる。(映画.comHPより)

 私はクリスチャンでは無いので、大ヒットしたクリスチャンソングと言われ

ても分かりませんでした。

この映画はキリスト教の「赦し」(ゆるし)がテーマになってます。

父親から受けていたDV、母親との突然の別れ。

父親に気に入られようと高校でアメフト部に入り、そこそこ活躍していたが、

練習中に大けがをし、アメフトが出来なくなる。

たまたま入った合唱部で歌の才能を見出され、そこからバートは歌手を夢見

るようになる。

夢では食っていけない…と、父親は大反対するが、バートは高校卒業後に、

二度と家には帰らないと決意して家を出る。

バンドを組んで、そこそこ客が来るようになったが、メジャーデビューする

ためには、何かが足りないとプロデューサーにダメ出しを喰らいます。

何かを隠して歌っている、仮面を外して素顔を見せろ!…と言われます。

その仮面とは、父親との確執でした。

そして書きあがったのが「I can only Imagine.」です。

 

主人公を演じたマイケル・フィンリーが、見事に歌いきりました。

本職はブロードウェイのオペラ歌手だそうで、この映画のために、ロックの

発声法を特訓したそうです。

エンディングで、バート・ミラード本人が映りますが、マイケル・フィンリ

ーは実物に似せてましたよ。

実物よりはちょっと太いけど…。

自分の病気を知り余命を宣告され、息子との関係を修復しようと思い悩む父

親を、デニス・クエイドが演じました。

「赦し」が根底に、親子愛、音楽への愛、恋人への愛情などを描いた映画で

した。

でもね、なかなか赦せないわよね。

子供の頃に受けた痛みは、ずっと残り続けますよ。

キリスト教の教えなんでしょうが…。

音楽映画として観るのも良いかも?