Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「孤狼の血」

昨日は夫と、「孤狼の血」を観て来ました。



広島の架空都市・呉原を舞台に描き、「警察小説×『仁義なき戦い』」と評された、柚月裕子の同名
小説を役所広司松坂桃李江口洋介らの出演で映画化。
「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監督がメガホンをとった。
昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島・呉原で、地場の暴力団・尾谷組と新たに進出してきた
広島の巨大組織・五十子会系の加古村組の抗争がくすぶり始める中、加古村組関連の金融会社
社員が失踪する。
所轄署に配属となった新人刑事・日岡秀一は、暴力団との癒着を噂されるベテラン刑事・大上章吾
と共に事件の捜査にあたるが、この失踪事件を契機に尾谷組と加古村組の抗争が激化していく。
ベテランのマル暴刑事・大上役を役所、日岡刑事役を松坂、尾谷組の若頭役を江口が演じるほか、
真木よう子中村獅童ピエール瀧竹野内豊石橋蓮司ら豪華キャスト陣が脇を固める。
(映画.comHPより)

広島県人としては、是非観ておきたいと思いました。
…が、痛々しいシーンのオンパレードで、ブロ友さんから聞いていたよりもハードでした(@_@;)
R15+指定になってますが、個人的にはR18+指定にしたいぐらいです。

だけど、出演者は呉弁を違和感なく話し、立派な広島県人でした。
役者さんてスゴイわね。
中でも、音尾琢真のヤクザぶりは良かったわ。
目がギョロっとしていて目つきが鋭いから、基本が悪人顔か?
イヤラシイ目つきで、真木よう子に迫るんです。
ねちっこくて、も~うイヤラシイ。
上手いわ~!
それと、尾高組のチンピラを演じた、中村倫也の狂犬ぶりが怖かったです。
今、NHKの朝ドラ「半分、青い。」で、律の隣に住む正人役の彼とは、真反対のキャラです。
映画では、敵対する組のチンピラにケンカを売って、相手の耳たぶを噛みちぎりました(>_<)

私の実家が在る街でロケをしてるので、市役所の近くとか、商店街が映ってました。
飲み屋街のビルも見覚えが有りました。
ピエール瀧が演じる、瀧井銀次の組事務所の近くに、広島市内の鷹野橋(たかのばし)商店
街が映っていて、懐かしかったです。
鷹野橋商店街には名画座の「サロンシネマ」が在ります。
今も在るハズ。

そんなこんなで、懐かしさも有り、極道映画を夫と観に行きました。
夫も呉に数年赴任していたので、「あの辺りだね」と話が盛り上がったのだが、「あの刺し方で
は、あのような出血はしない。頸動脈をしっかり刺さなくては…」「調書の書き方が…」などと、
やっぱり文句を言いました。
あのね~、映画なんだから、その辺りはスルーしようよ!

この映画、「仁義なき戦い」など、極道物が好きな人にはお勧めしますが、良い子は観ない方が
良いかと…。
私は豚が怖くなりました(-_-;)