Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

どうして?

私はかれこれ20年ほど、A新聞を購読しています。
今、A新聞では東日本大震災を取材して、テーマを変えながら特集記事を連載
しています。
ここ数日は、避難所で起きた暴力事件を取り上げてました。
↓以下、記事を抜粋します。

2011年7月、宮城県気仙沼市の避難所で、ボランティアの女性への強姦致傷
事件が起きた。避難所で寝ていた女性を刃物で脅かし殴るなどして、強姦しよう
とした。仙台地裁は12月、男に懲役3年6ヵ月の実刑を言い渡した。
判決を報じた毎日新聞によると、裁判長は「『ボランティアなんだから体を提供し
ろ』などと、被害者の気持ちを踏みにじる発言をした点も許せない」と述べたとい
う。
こんな話も、東北地方の大学の女性教員から聞いた。11年夏、被災地にいる
卒業生からメールが届いた。がれきの陰に引っ張り込まれて強姦されたという
体験がつづられていたという。
性犯罪は事件として立件されない限り、被害が可視化されにくい。

↑被災地でこんな酷い事件が、何件も起きていたとご存じでしたか?
私は全く知りませんでした。
皆が助けあっていた時期に、こんな事件が起きていたとは…。

被害者の声を受け、被害者の心理的負担を避けるため、被害者本人のほか、
直接相談を受けた人に回答してもらい、地元NPOなど10団体が協力して、調
査票を配り、信ぴょう性が高いと判断した事例を分析したそうです。

その中には「避難所で物資の搬入に関わっていた男性から、性的関係を強
された」事例が含まれていたとか。
報告書によると、避難所で男がわざわざ若い女性の隣に寝て、体を触った事
例も有ったとか。
支援者からそれを知らされた管理責任者が、避難所全体に注意を呼び掛けて
公にしたことで、女性の母親が男に抗議し、行為はやんだという。

性被害は1995年の阪神大震災のときも有ったそうです。
「災害後は異空間に様々な人が集まり、規律や秩序が狂いやすい。力関係が
あらわになることを注意しておくべきだ」と、精神科医が分析しています。

こういう事は、なかなか訴え出ることが無く、公になっていない事件がまだまだ
あるのだと思います。

今回の東北地方の地震は、幸いなことに大きな被害が有りませんでした。
もし、避難所で過ごす日数が長かった場合、またこのような事件が起きる可能
性が有るかも知れません。
性衝動を抑えることが出来る「理性」を持つのが「人間」です。
抑えきれずに行動してしまうのは、「野獣」です。
どうか、野獣にならないで下さい。
人間としての尊厳を守って下さい。

このブログ記事を読んだ人が、少しでもこのような犯罪に遭いませんように、
そして、未然に防げますように…と願います。