今日は夫が休みでした。
…で、朝ダラダラとしながらテレビを見てました。
朝の情報番組の特集で、最近DNA鑑定の依頼が増えていると放送していました。
ゲスト出演していた男性は科捜研に20年以上勤務して、退職して起業した方でした。
その会社に調査依頼が有った事案を話してくれました。
亡くなった母親が弟の嫁に一服盛られたんじゃないか?
父親の遺言は兄が偽造したんじゃないか?
…などと、いろいろな依頼が来るそうです。
母親が亡くなった女性は、生前母親が「嫁が作ってくれる料理を食べると、何か調子が悪い
のよ」と言っていたのを、「気のせいよ」と笑い飛ばしていました。
…が、亡くなった後に、同居していた弟一家が「家をリフォームしたい」と言っていたのを思い
出し、弟の妻が母親に少しずつ毒を盛っていたのでは?と疑ったようです。
少しずつ毒を盛っていたなら、遺骨に何らかの成分が残っているハズ。
そういうわけで、鑑定をお願いしたそうです。
しばらく遺骨を預かり、骨に含まれている元素を鑑定したそうですが、遺骨からは何も見つ
かりませんでした。
ええ、一服盛られたわけでは有りませんでした。
父親が亡くなった男性、同居していた兄夫婦が父親の介護をしていました。
遺産を全て兄夫婦に残すなんて遺書を書くハズが無い…と、筆跡鑑定を依頼しました。
確かに、介護を引き受けていたとは言え、全額を兄に残す…と言うのは変ですね。
少しは弟にも残すハズです。
この鑑定結果はクロでした。
遺言が書かれていた時期に、そのインクはまだ発売されていませんでした。
ほら、何年経っても薄くならないとか、にじまないとか、筆記用具のインクも進化しているん
ですよね。
遺言に有った日付の数年後に、そのインクが発売されたそうで、遺言書が偽造で有ること
が発覚しました。
スゴイですね。
こういう細かいことまで、調べられるんですね。
それにしても世の中、いろんな事を疑っている人が沢山いるんですね。
科学が発達したことにより、諍いが増えた気がします(@_@;)