私の母方の婆さまが「一眼二脚」(いちがんにあし)とよく言ってました。
これは人間の身体で、機能しなくなったら困る順番とされている物だ。
一番目に眼、二番目に脚…というが、実際にはどうか?
一番目に眼は間違いない。
見えないと身動きが取れない。
二番目の脚に関してはどうか?
脚の役目は移動する手段ですよね。
歩いたり走ったり、移動するために必要な脚。
私の母が「バアちゃんが一眼二脚と言ってたけど、脚よりは手の方が大事
じゃない?」と言っていた。
確かに「手仕事」という言葉は有るが、「足仕事」という言葉はない。
身支度をしたり、掃除したり、調理したり、文字を書いたり…と手仕事は
枚挙にいとまがない。
そう思うと「一眼二手」(いちがんにしゅ)なのかも?…と思う私である。