Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「キーパー ある兵士の奇跡」

昨日は、今年最後の見納めでミニシアターに行って来ました。

まず1本目は「キーパー ある兵士の奇跡」を観ました。

ポスター画像

(C)2018 Lieblingsfilm & Zephyr Films Trautmann

イギリスの国民的英雄となった、元ナチス兵のサッカー選手バート・トラ

ウトマンの実話を基に描いたヒューマンドラマ。

1945年、イギリスの捕虜となったナチス兵トラウトマンは、収容所でサッ

カーをしていた折に、地元チームの監督にスカウトされる。

その後、名門サッカークラブのマンチェスター・シティFCにゴールキー

ーとして入団するが、元ナチス兵という経歴から想像を絶する誹謗中傷を

浴びせられてしまう。

それでもトラウトマンはゴールを守り抜き、やがてイギリスの国民的英雄

として敬愛されるように。

そんな彼には、誰にも打ち明けられない、秘密の過去があった。

主人公トラウトマンを「愛を読むひと」のデビッド・クロス、妻マーガレ

ットを「サンシャイン 歌声が響く街」のフレイア・メーバーがそれぞれ

演じた。(映画.comHPより)

私はサッカーの話題には明るくないので、トラウトマンさんのことは全く

存じ上げませんでした。

こんなエピソードが有ったとは…。

捕虜だったトラウトマン。

収容所内でタバコを賭けてゴールを守る。

その見事なキーパーぶりを見た、地元サッカーチームの監督にスカウト

される。

試合に負けてリーグ降格したら、仕入れ先から羊肉の仕入れ値を上げる!

と言われ(監督の本業は食料品店経営)、リーグ降格するわけにはいか

なかったのだ。

…とはいえ、イギリスのチームにドイツ人のキーパーを入れるのは、チー

ムメイトからの大反発がおきるのは予想どおり。

それでも監督は、リーグ降格するわけには行かないからと選手を説得と

言うよりも恫喝か?

ともあれ、地域チームを勝利に導いたトラウトマンを、チームメイトは

同僚として認めるのでした。

リーグ優勝を果たした試合に、名門のマンチェスターシティの監督がス

カウトに来ていて、移籍することになるが…。

戦争は本人が関わっていなくても国が関わっている以上、軋轢がある。

あの時代、家族や親族、知人や友人…自分に関わる誰かしらが戦争で亡

くなっていますからね。

ドイツ人で有るがゆえにトラウトマンは、観衆のブーイングに長らく

晒されることになる。

この映画は、誹謗中傷を受けるトラウトマンが、歓声を受けるまでの

道のりと、彼の身に起こった悲劇も描かれています。

「赦し」「夫婦愛」「家族愛」が描かれています。

実話の重みかしら?

サッカーを知らなくても感動します。

是非、ご覧になって下さい(^o^)丿