「海賊とよばれた男」

今日は「海賊とよばれた男」を観に行って来ました。

　　　　　　　　　　　

２０１３年度本屋大賞第１位を獲得した、百田尚樹の同名ベストセラー小説を、同じく百田原作の

「永遠の０」を大ヒットさせた岡田准一主演×山崎貴監督のタッグで映画化。

出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにしたといわれる主人公・国岡鐵造を岡田が演じ、吉岡

秀隆、染谷将太、綾瀬はるか、堤真一ら豪華キャストが共演する。

主要燃料が石炭だった当時から、石油の将来性を見抜いていた国岡鐡造は、北九州の門司で

石油業に乗り出すが、国内の販売業者や欧米の石油メジャーなど、様々な壁が立ちふさがる。

それでもあきらめない鐡造は、型破りな発想と行動で自らの進む道を切り開いていく。

やがて石油メジャーに敵視された鐡造は、石油輸入ルートを封じられてしまうが、唯一保有する

巨大タンカー「日承丸」を秘密裏に、イランに派遣するという大胆な行動に出る。

それは当時のイランを牛耳るイギリスを敵に回す行為だったが…。（映画．comHPより抜粋）

岡田准一が熱演してました。

本当に演技が上手くなりました。

２０代～９０代までを一人で演じましたが、違和感が有りませんでした。

手の甲に老斑を書き込んで、メークさんが細かい所まで岡田准一を老人っぽくしてました。

この映画を観て、「戦争を体験している者は強い」ということが分かりました。

出征した帰還兵は、「あれほどの体験をしているから、それに比べれば楽だ！」と思うのです。

店主のために、命を賭けてイランに向かいます。

この映画は一人の男のど根性と、その男に魅せられて付いて行く男達の物語です。

「男が惚れる男」というのは、こういう人なのか？

店員は家族と同じだから…と、鐡造は経営が苦しい時も誰一人クビにせず、踏ん張ります。

国岡鐡造はバイタリティーに溢れた男です。

そして、鐡造の元に嫁いだ先妻「ゆき」の愛情。

彼女は鐡造が満州に出張している間に、里に帰ります。

鐡造は仕事にかまけて寂しい思いをさせたから、ゆきが出て行ったのだと思っていた。

…が、ラストでゆきの本心が分かります。

鐡造はゆきの深い愛情を感じ、嗚咽します。

脇を固める、小林薫、吉岡秀隆、染谷将太の演技がまた素晴らしいです。

原作小説は読んでいませんが、読まないといけないわ。

皆さんにお勧めしたい映画です。

只ね、上映時間が１４５分と長いのがネックかな？

私は今日、次回の上映予告も含め１６０分間、座り続けましたよ(-_-;)

それでも長さを感じさせない映画でした＾＾