今日は昼から「天才作家の妻」を観に行って来ました。
ベテラン女優グレン・クローズが、世界的作家の夫を慎ましく支えてきた妻に扮し、夫婦の絆や人
生の意味とは何かを描いたヒューマンドラマ。
主人公ジョーンを演じたクローズは第91回アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされ、クローズ
自身にとって7度目のアカデミー賞候補になった。
しかし、そこでジョゼフの経歴に疑いを抱く記者ナサニエルと出会い、夫婦の秘密について問いた
だされる。
実は若い頃から文才に恵まれていたジョーンは、あることがきっかけで作家になることをあきらめ
た過去があった。
そしてジョゼフと結婚後、ジョーンは夫の影となり、世界的作家となる彼の成功を支えてきたのだ
った…。
夫ジョゼフ役は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどに出演する、ベテラン俳優のジョナサ
ン・プライスが務める。(映画.comHPより)
グレーン・クローズが「糟糠(そうこう)の妻」を演じました。
小説家を目指していたジョーンは、小さな出版社で働いてました。
…が、時代が悪かったのか、女性作家が日の目を見ない時代。
ジョーンは夢を諦めます。
勤務先の出版社で、「誰か若いユダヤ人の作家はいないか?」と編集者が話しているのを聞き、
ジョーンはジョゼフを推薦するのでした。
しかし、夫よりも文才が有るジョーンは、ジョゼフの代わりに執筆することに…。
夫のジョゼフはしょっちゅう浮気をし、妻のジョーンは小説を書くことで、怒りを鎮静化させてきた。
離婚も考えず、ひたすらゴーストライターとして書く毎日。
ンは、自分の人生について考える。
ずっと我慢して蓄積された怒りが、ナサニエルとの会話で、溶岩のようにふつふつと湧きあがり、
一気に爆発させるのでした。
あそこまで我慢する前に夫と離婚して、自分で小説を書いて出版するとかできなかったのかしら?
夫は全く妻の気持ちに気付かず、性懲りも無く浮気を繰り返し、いきなり妻の怒りの大噴火を目の
当たりにして驚くのでした。
う~ん、良作でキャストも良かったけど、私はちょっと暗い気分になりました。
…とは言え、グレン・クローズの演技も、若い頃のジョーンを演じた実の娘のアニー・スタークも熱
演していました。
これはラストにジョゼフが…だったからかな?
ネタバレになるので書きませんが。
この映画、グレン・クローズのファンにはお勧めします。