Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「天才作家の妻 40年目の真実」

今日は昼から「天才作家の妻」を観に行って来ました。



ベテラン女優グレン・クローズが、世界的作家の夫を慎ましく支えてきた妻に扮し、夫婦の絆や人
の意味とは何かを描いたヒューマンドラマ。
主人公ジョーンを演じたクローズは第91回アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされ、クローズ
身にとって7度目のアカデミー賞候補になった。
現代文学の巨匠ジョゼフがノーベル文学賞を授与されることになり、ジョゼフと妻のジョーンは息
を伴い、ノーベル賞の授賞式が行われるストックホルムを訪れる。
しかし、そこでジョゼフの経歴に疑いを抱く記者ナサニエルと出会い、夫婦の秘密について問いた
される。
実は若い頃から文才に恵まれていたジョーンは、あることがきっかけで作家になることをあきらめ
過去があった。
そしてジョゼフと結婚後、ジョーンは夫の影となり、世界的作家となる彼の成功を支えてきたのだ
った…。
夫ジョゼフ役は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどに出演する、ベテラン俳優のジョナサ
ン・プライスが務める。(映画.comHPより)

グレーン・クローズが「糟糠(そうこう)の妻」を演じました。
小説家を目指していたジョーンは、小さな出版社で働いてました。
…が、時代が悪かったのか、女性作家が日の目を見ない時代。
ジョーンは夢を諦めます。
勤務先の出版社で、「誰か若いユダヤ人の作家はいないか?」と編集者が話しているのを聞き、
ジョーンはジョゼフを推薦するのでした。
しかし、夫よりも文才が有るジョーンは、ジョゼフの代わりに執筆することに…。
夫のジョゼフはしょっちゅう浮気をし、妻のジョーンは小説を書くことで、怒りを鎮静化させてきた。
離婚も考えず、ひたすらゴーストライターとして書く毎日。
ジョゼフの伝記を書くために、ストックホルムまで付いて来た取材記者ナサニエルと話したジョー
ンは、自分の人生について考える。

ずっと我慢して蓄積された怒りが、ナサニエルとの会話で、溶岩のようにふつふつと湧きあがり、
一気に爆発させるのでした。
あそこまで我慢する前に夫と離婚して、自分で小説を書いて出版するとかできなかったのかしら?
夫は全く妻の気持ちに気付かず、性懲りも無く浮気を繰り返し、いきなり妻の怒りの大噴火を目の
当たりにして驚くのでした。

う~ん、良作でキャストも良かったけど、私はちょっと暗い気分になりました。
…とは言え、グレン・クローズの演技も、若い頃のジョーンを演じた実の娘のアニー・スタークも熱
演していました。
これはラストにジョゼフが…だったからかな?
ネタバレになるので書きませんが。
この映画、グレン・クローズのファンにはお勧めします。