Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「リスペクト」

昨日、夕方から近所のシネコンへ行きました。

観たのは↓「リスペクト」です。

ポスター画像

(C)2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.

ドリームガールズ」でアカデミー助演女優賞受賞し、歌手としても第51回

グラミー賞を受賞したジェニファー・ハドソンが、ソウルの女王アレサ・フ

ランクリンの半生を演じた伝記ドラマ。

少女の頃から、その抜群の歌唱力で天才と称されたアレサは、ショービズ界

でスターとしての成功を収めた。

しかし、彼女の成功の裏には、尊敬する父、愛する夫からの束縛や裏切りが

あった。

すべてを捨て、彼女自身の力で生きていく覚悟を決めたアレサの魂の叫びを

込めた圧倒的な歌声が、世界中を歓喜と興奮で包み込んでいく。

アレサ本人から生前に指名されたハドソンがアレサ役を演じるほか、フォレ

スト・ウィテカー、マーロン・ウェイアンズメアリー・J・ブライジらが

顔をそろえる。(映画.comHPより)

 

アレサが子供の頃は、妻は夫の所有物であり、子供は父親には従い、女は

男に逆らってはいけない時代でした。

故にアレサは、牧師であった父親が信者を招いて行うホームパーティに来

ていた青年に乱暴されても、父親にも誰にも打ち明けられなかった。

牧師の父は相手を探すこともせず、娘は望まない出産をする。

そんな家を早く出たかったのだろう。

アレサはレコード契約をし(父親の口利きも有った)家を出る。

それでも結婚するまでは、父親の意見に従っていた。

だけど結婚した男が「焼きもち焼き」で、仕事に口を出すわ、意に沿わ

ないと殴るわで、アレサは徐々に情緒不安定になっていく。

離婚決意後に歌う「フリーダム」は、鳥肌が立つほど迫力が有りました。

しかし、これで終わるわけではなく…。

再婚した夫は、穏やかで気遣いの人でした。

マネージメントをしている夫は、仕事を詰め込み過ぎるアレサを心配して

スケジュールを空けるが、アレサは家族や姉妹一家の生活費を稼がなくて

はいけない、休んだら仕事が来なくなると激怒する。

仕方なくスケジュールを戻すが、アレサは情緒不安定が酷くなり、アルコ

ール依存症になってしまう。

ついには舞台に穴を空けることに…。

 

いやはや、スゴイ映画でした。

ジェニファー・ハドソンの熱唱が心に響きます。

アレサが身体や心に受けた暴力から、どのようにして立ち直るかまでを

描いた映画です。

ラストでは本人歌唱のライブ映像や、在りし日の映像が映ります。

ウルクィーン、アレサ・フランクリンの生涯を、出演者全員が口パク

無しで歌ったこの映画、ゴスペル音楽やジャズ好きな人にお勧めします♪