Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「バニー・レークは行方不明」

なかなか記事が書けないまま、9月に突入しました(>_<)

今年も残り4ヵ月ですか…。


ところで先週、なかなか観られない幻の映画を観ました。
ええ、スカパー!でね。


ある日突然少女が消えた…誘拐?それとも彼女など初めからいなかったのか?
アメリカからロンドンにやってきた、シングル・マザーのアン・レーク(C・リンレー)は、特派員をして
いるロンドン在住の兄、スティーブン(K・デュリア)が、前もって手配してくれた保育園に娘のバニ
ーを預ける。
アパートで荷物を解いた後、バニーを迎えにいくが娘の姿はどこにもなく、保育園の校長や職員
も、そんな娘の姿は見なかったと言い、名簿にもバニーの名前は記載されていなかった。
通報を受け、捜査にあたったニューハウス警視(L・オリヴィエ)に求められ、バニーの写真を見せ
ようとしたアンだったが、アパートに残された荷物の中には写真どころか、バニーの存在を示す物
は何一つ見つからなかった。
バニーを目撃した者がいないため、警視は、そもそもバニーは存在していなかったのではないか
との疑念を持つ。
そしてスティーブンは警視に、子供の頃、スティーブンとアンは遊びの中で「想像の友人」に、バニ
ーと名付けていたことを話す。
消えた娘の行方は?それとも娘は母親の妄想なのか?
名匠オットー・プレミンジャー監督が描く傑作ミステリー!(DVD解説より)

ブロ友のfpdさんが「面白い映画を観た!」とブログに書かれてて、ずっと観たいと思っていました。
スカパー!で7月から何度か放送していたのですが、ことごとく邪魔が入り観られず…。
これで最終放送になるという先週、夫を放置してやっとこさ観られました 
ええ、先週のカッター競技大会の応援で、汗かぶれが酷くなった私に悪いと思ったのか、夫がチャ
ンネル権を譲ったのでした。

母親のアンは神経質で、すぐに感情的になるし、アパートの大家、幼稚園の調理師、副園長など、
出て来る人が皆、怪しい人ばかり。
誰が嘘をついているのか?
バニーの姿が一度も出てこないし、バニーが存在した痕跡が無いから、妄想なのか?…と疑って
しまいます。
ストーリー展開が読めません。
そして終盤、ストーリーが一気に動きます。
見応えが有りました。

鬼監督と呼ばれていたプレミンジャー。
主演のキャロル・リンレーを徹底的に追い詰めたそうです。
プレミンジャーの映画に出演した俳優は、「二度と一緒に仕事したくない」と思うのだそうです。

どおりで映画の終盤の、アンの疲れ切った表情はリアルだったわけでね。


「人間消失」映画は幾つも有りますが、この映画は傑作です。
52年前の映画ですが、機会が有りましたら是非ご覧になって下さい。