Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「ビリギャル」

昨日、シネコンで「ビリギャル」を観ました。
もうじき終映になるのか、今週は1日1回しか上映が有りません。
ポスター画像
投稿サイトに掲載された実話を書籍化しベストセラーとなった「学年ビリのギャルが1年で偏差値を
40上げて慶應大学に現役合格した話」を、ドラマ「あまちゃん」の有村架純が金髪ギャルに扮して
映画化。
名古屋の女子高に通うさやかは、偏差値30の学年ビリという成績。
見かねた母に塾へ通うことを提案され、入塾面接で教師の坪田と運命的な出会いを果たす。
金髪パーマに厚化粧、耳にはピアス、極端に短いミニスカートというギャル全開なさやかに面食ら
う坪田だったが、さやかの素直な性格に気付き、ふたりは慶應大学への受験合格を約束すること
に。
偏差値30のギャルが、偏差値70の慶應大学現役合格を果たすまでを、笑いと涙で描いていく。
監督は「いま、会いにゆきます」「涙そうそう」「ハナミズキ」などを手がけた土井裕泰
(映画.comHPより抜粋)
 
映画を観たブロ友さんの誰しもが高評価していたので、上映されるのを首を長くして待ってました。
この地では先月中旬から上映されてます。
 
この映画、落ちこぼれ女子高生の「ど根性物語」かと思いきや、違うんですよ。
確かに主人公のさやかは成績が超低空飛行している女子高生なのですが、そのさやかを支える
塾講師坪田との「師弟愛」、娘を信じる母親の「親子愛」が描かれています。
何度学校に呼び出されても、娘を信じてかばう母親。
自分が「できないから」と「諦めた人生」を送ってきたから、娘には諦めずにいろんなワクワクする
ことをやらせてやりたいと思っています。
さやかの通塾を、週3コースから週6コースに増やすために、母親はパートの時間を増やす。
夜勤もするようになり、さやかの妹が食器洗いなど家事を手伝っていた。
普通ならば「お姉ちゃんばっかり、ひいきして!」とスネルが、妹も姉を応援している。
母親の育て方が良かったんだろうな。
普通ならヒガミますよ。
 
父親は長男をプロ野球選手にしたくて、長男に掛かりっきりである。
さやかと妹のことは妻に任せきりで、気にもかけない。
ただダラダラと生活していたさやかが、母親に勧められて塾に行き、講師の坪田と出会ったとこ
ろから、一気にストーリーが進みます。
坪田がさやかのやる気を引き出し、次第に学力が上がってきます。
一緒に遊んでいた友達も、さやかが勉強に集中できるようにと受験日が終るまで、距離を置く
ことにします。
皆がさやかを応援するのです。
さやかは何度か壁にぶち当たりながらも、受験日を迎えたのでした。
 
愛情表現が不器用な父親(田中哲司)、出来の悪い生徒を「クズだ!」と罵る担任教師(安田
顕)、根気よくさやかを指導する塾講師(伊藤敦史)、娘のワクワクすることを見つけてやりた
くて、娘を応援する母親(吉田羊)、皆が熱演してました。
感動作品でした。
胸がスッとする、かなりお勧めの映画ですよ。
 
来年の日本アカデミー賞助演女優賞は「あん」樹木希林と、「ビリギャル」吉田羊の一騎打ち、
じゃないかしら?
 
只ね、誤解無いように言うと、さやかは「ビリギャル」とは言え、私立中学を受験して入学し、
エスカレーター式で進学した高校のビリなので、映画の中のセリフ「小学4年程度の学力」で
は無いと思います。
多分「小学6年生程度の学力」はあったのでは?