Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「ルーム」

夫が夜勤で出勤したから、一息ついてブログ更新しています。
今日もこの地は暑かった(>_<)

昨日は映画館で涼みました^^
まず1本目に鑑賞したのは「ルーム」です。



アイルランド出身の作家、エマ・ドナヒューのベストセラー小説「部屋」を映画化。
監禁された女性と、そこで生まれ育った息子が、長らく断絶されていた外界へと脱出し、社会へ適
応していく過程で生じる葛藤や苦悩を描いたドラマ。
第88回アカデミー賞で、作品賞ほか4部門にノミネートされ、息子とともに生きようとする母を熱演
した「ショート・ターム」のブリー・ラーソンが、主演女優賞を初ノミネートで受賞した。
監督は「FRANK フランク」のレニー・アブラハムソン。
7年前から施錠された部屋に監禁されているジョイと、彼女がそこで出産し、外の世界を知らずに
育った5歳の息子ジャック。
部屋しか知らない息子に外の世界を教えるため、自らの奪われた人生を取り戻すため、ジョイは
全てをかけて脱出するが…。(映画.comHPより抜粋)

映画の前半、出てくる人物は主人公の親子と食料品を届けに毎週日曜の夜に来る、誘拐犯の
の3人だけです。
母親のジョイは、17歳の時に男に拉致され、デジタルキーで施錠された納屋に住まわされます。
誘拐犯の男の子供を身ごもり、一人で出産する。
その子が5歳の誕生日を迎えた時に、ジョイは息子のジャックを脱出させようと考える。
上手く逃げられれば、自分が居るこの場所を探してもらい、外に出ることが出来る…と思い、ジャ
ックに外の世界について、話をする。
…が、ジャックには外の世界のことが実感できず、ジョイの話が理解できない。

もうね、ハラハラしました(p_-)
やっとのことで脱出したジャックが、すぐに気付かれてしまい誘拐犯につかまって…。
映画の後半は、脱出後の親子が社会に適応するまでが描かれます。

ジョイが友達と一緒に写った写真を見ながら、「なぜ(拉致されたのが)私だったのか?」…と、つぶ
やくシーンに、やるせなさを感じました(>_<)
後、ジョイの両親が離婚していて、父親が娘と孫を「穢れた者」としか見られない気持ちとか、切なく
なりました。

母親を演じたブリー・ラーソンが主演女優賞を受賞したのに納得です。
息子役のジェイコブ・トレンブレイの演技がまた上手いのよ。
助演男優賞にノミネートされても、おかしくないけど、ノミネートされなかったわね。
「ピアノレッスン」でアンナ・パキンが、当時11歳で助演女優賞を受賞したけど、ジェイコブも10歳
だからノミネートされてもおかしくないのにな。

この映画、失った時間を取り戻すために、人生を取り戻すために頑張った母子の物語でした。
内容的に好みは別れると思いますが、私は良い映画だと思いました。