二本目に鑑賞したのは「海よりもまだ深く」です。
タッグを組み、大人になりきれない男と年老いた母を中心に、夢見ていた未来とは違う、現在を生きる家族の
姿をつづった人間ドラマ。
15年前に文学賞を一度受賞したものの、その後は売れず、作家として成功する夢を追い続けている中年男
性・良多。
現在は生活費のため探偵事務所で働いているが、周囲にも自分にも「小説のための取材」だと言い訳してい
た。
別れた妻・響子への未練を引きずっている良多は、彼女を「張り込み」して新しい恋人がいることを
知りショックを受ける。
ある日、団地で一人暮らしをしている母・淑子の家に集まった良多と、響子と11歳の息子・真悟は、
台風で帰れなくなり、ひと晩を共に過ごすことになる。
な顔ぶれがそろう。(映画.comHPより抜粋)
是枝監督作品はあれこれ観ましたが、お気に入りの役者はどの映画にも出演させてますね^^
樹木希林が画面に出るだけで場が締まります。
さすがの演技力です。
暑いからと冷蔵庫の扉を開け閉めして、冷風を身体に当てるシーンでは、「同じ事やるわね」と思
いながら観ました。
何の変哲もない一般市民の生活を描いた映画だけど、何気ない言葉やしぐさが印象に残ります。
樹木希林がつぶやく、「何で男は、今を愛せないのかね?」…が心に残ります。
地味な映画ですが、また観たくなる映画です。
さながらこれは、是枝マジックなのかしら?
「海街diary」もですが、観る度に感動が増す映画かも知れません。
名セリフがたくさん出て来るのも関係しているのかも?