Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「上京ものがたり」

今日は一ヵ月ぶりに映画館へ行きました。
今日で上映が終わる「上京ものがたり」を鑑賞しました。
 
「上京ものがたり」
 
 
憧れの東京で美術大学に入学した菜都美(北乃きい)だったが、画材費用のためキャバクラで
アルバイトをすることに。
同棲(どうせい)中の良介(池松壮亮)は怠けてばかり、さらにセクハラが原因で顔面神経まひ
になり、美大の成績は最下位と散々な日々。
しかし、先輩ホステス、吹雪(瀬戸朝香)の言葉に奮起して、絵の道に進むことにした菜都美は、
出版社に売り込みをかけ…。(シネマトゥデイHPより抜粋)
 
この映画は、高知県出身の漫画家、西原理恵子が漫画家デビューするまでを描いた、自伝的
コミックの映画化です。
私は西原理恵子の漫画が映画化された「ぼくん家」を観てから、彼女の漫画に興味を持ちまし
た。
それからはあれこれ作品を読み、亡くなられたご主人と共同執筆された旅行記も読みました。
…なので、酒乱の夫と子供二人を抱えて苦労した話も知っています。
そんな彼女の青春時代を描いた漫画、「上京ものがたり」を映画化した作品です。
 
主人公を北乃きいが演じています。
映画の最初の頃は物静かな女性でしたが、映画終盤には、同居している彼氏に対して怒鳴っ
たり、飲んでクダをまいたり…と逞しくなってきます。
北乃きい、なかなかの演技でしたよ^^
生活費のために、キャバクラでアルバイトしていたら、アルバイト先で顔見知りだったボーイの
良介が転がり込んで住みついてしまう。
働きもせずに一日家でゴロゴロしている。
「なぜ働かないのか?」と良介に聞くが、働く意思を示さない。
ついに菜都美が良介に、「金が無いのは首が無いのと同じなんだよ!」と怒るのだ。
このセリフは、私の祖母がよく言ってました。
婆さまは貧乏生活だったからね(T_T)
 
映画に出て来るセリフ「七転び八転び」に笑いました。
これでは転んでばかりじゃないですかね(^◇^)
でも、逆境にめげず菜都美は、漫画化への道を自分なりに模索していく。
絵が下手すぎて、かと言って「下手うま」までは極めていない、彼女のイラスト。
彼女は出版社に売り込みをかけに行っても、どこも採用してくれない。
何とか手にしたのは、エロ雑誌の指し絵イラストだった。
底辺から這い上がって来る菜都美は逞しいです。
 
原作者の西原理恵子さんが、ビル掃除のおばちゃん役でワンシーン出演してます。
見事なハマり具合に笑いました。
ここから映画「毎日かあさん」に繋がって行くのか?
 
田舎の女の子の「ど根性物語」と言った感じの映画でした。