Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

生前整理

今朝テレビで「生前整理」について特集していました。
お盆に帰省したら、実家の中が荷物で溢れていた…とか、捨てられない母と捨てたい娘との攻
防などを取り上げていました。
ゲストの坂上忍は、母親が70歳になった時に、「いつ何が有るか分からないから、荷物を片付
けて置いてくれ」と言ったら、「私は100歳まで生きるから、まだ片付ける必要は無い」と怒られ
たそうです。
坂上忍は親に怒られても、言うべきだと言ってました。
彼は母が100歳まで生きられるなら、それは喜ばしいことだと思うが、先延ばしにしていてイザ
亡くなったら、どこの墓に骨を入れるのか、荷物の中の「本当に大事な物」がどこに有るのかが
全く分からない。
親の交友関係も分からないんだから、自分で出来るときにしておくべきだ…と言ってました。
 
まさにその通りです。
先月亡くなった夫の祖母、94歳で一人暮らししていました。
義母は遺品整理で今、埼玉に行っています。
9日から上京していて、予定では12日に戻ってくるハズでしたが、まだ埼玉にいます。
千葉に住んでいる義母の妹とその娘も来て、整理しているそうですが、荷物の多さに辟易して
いるようです。
そして、服を見たら「この服、お婆ちゃんが気に入ってたよね」とか、「あの時来ていた服だね」
などと、思い出話になってしまい、作業が遅々として進んでいないようだ。
今日、遺品整理業者に来て貰い、荷物を引き上げて貰うので、その前に大事な物の形見分け
や、不用品を捨てようと思っていたようです。
 
私が思うにあまり掃除をしない人に限って、あちこち物を飾りたい人が多い気がします。
埼玉の義祖母宅に行ったときも、物が多かった。
夫の実家もあちこち飾っている。
ええ、置き物やガラスの工芸品など、埃をかぶってます。
私が勝手に拭くと嫌みになるからと、見ぬふりをしてます。
義祖母宅に行ったときは、祖母が一人暮らしだったので、少しは掃除してきましたけど。
つい数日前に電話で義母が「遺品整理に疲れた」と愚痴っていたから、今日のテレビ放送は
「他人事じゃないわ」と思いましたよ。
 
確かに、「荷物の整理をしてくれ」と言うと、「早く死んで欲しいのか!」とケンカになると思いま
すが、大事なことなんですよ。
通帳や印鑑、生命保険の証書などがどこに置いているか、遺品を譲りたい人はいるのか、墓
はどうするか?…など、実際に前もって考えていても、その場になったらアタフタして分からな
くなりますからね。
これで義母も、少しは自宅の荷物の多さを考え直すかな?
 
そして、私の母は今日が誕生日、72歳になりました。
お祝いの言葉と共に、荷物の整理をしておくように言っておきましょう。