Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「ナワリヌイ」

3本目にはドキュメンタリー映画「ナワリヌイ」を観ました。

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(C)2022 Cable News Network, Inc. A WarnerMedia Company All Rights Reserved. Country of first publication United States of America.

ロシア反体制派のカリスマ、アレクセイ・ナワリヌイを追ったドキュメン

タリー。

プーチン政権への批判で国内外から注目を集め、若年層を中心とする反体

制派から支持を集める政治活動家ナワリヌイ。

政権にとって最大の敵と見なされた彼は不当な逮捕を繰り返され、巨大な

力に追い詰められていく。

そして2020年8月、ナワリヌイは移動中の飛行機内で何者かに毒物を盛ら

れ、昏睡状態に陥る。

ベルリンの病院に避難し奇跡的に一命を取り留めた彼は、自ら調査チーム

を結成して真相究明に乗り出す。

ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった」のダニエル・ロアーが監督を務

め、暗殺未遂事件直後からナワリヌイや家族、調査チームに密着。

事件の裏に潜む勢力を驚きの手法で暴いていくナワリヌイの姿を捉え、ロ

シア政府の暗部に切り込んでいく。

サンダンス映画祭2022でシークレット作品として上映され、観客賞とフェ

スティバル・フェイバリット賞をダブル受賞。

第95回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した。

(映画.comHPより)

 

今年2月、シベリアの刑務所内で亡くなったナワリヌイ氏。

その死は謎だらけだ。

リバイバル上映していて、21日で上映が終了するので観て来ました。

命を狙われても、決して屈せずに戦い抜いたナワリヌイ氏。

ドキュメンタリーなのだけど、「スパイ映画」顔負けのサスペンス色が濃い

です。

ナワリヌイ氏は自分の活動が世界に知れ渡れば、プーチンは下手に手出しは

出来ないだろう…と踏んでいた。

…が、プーチンはどんな手を使ってでも、ナワリヌイ氏を亡き者にするのだ。

 

飛行機内の暗殺未遂事件では、九死に一生を得た。

その後、事件を捜査し、その内容を世界に拡散したまでは良かったが、モス

クワに帰るべきでは無かった。

不当逮捕され、投獄されたのだから。

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(C)2022 Cable News Network, Inc. A WarnerMedia Company All Rights Reserved. Country of first publication United States of America.

死して尚、闘い続ける男、アレクセイ・ナワリヌイ氏。

彼は「諦めるな」と、民衆に訴え続けた。

果たして、プーチン政権が倒れる日は来るのか?

正義が勝つ日は来るのか?

フィクションでは正義が勝つけど、現実では正義は…ね(-_-;)

この世の中が全て「勧善懲悪」であって欲しいけどね。

 

「コット、はじまりの夏」

2本目に「コット、はじまりの夏」を観ました。

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(C)Insceal 2022

1980年代初頭のアイルランドを舞台に、9歳の少女が過ごす特別な夏休みを

描いたヒューマンドラマ。

第72回ベルリン国際映画祭で、子どもが主役の映画を対象にした国際ジェネ

レーション部門でグランプリを受賞し、第95回アカデミー賞の国際長編映画

賞にノミネートもされた。

1981年、アイルランドの田舎町。

大家族の中でひとり静かに暮らす寡黙な少女コットは、夏休みを親戚夫婦キ

セラ家の緑豊かな農場で過ごすことに。

はじめのうちは慣れない生活に戸惑うコットだったが、ショーンとアイリン

夫婦の愛情をたっぷりと受け、ひとつひとつの生活を丁寧に過ごす中で、

これまで経験したことのなかった生きる喜びを実感していく。

本作がデビュー作となるキャサリン・クリンチが、主人公コットを圧倒的な

明感と存在感で繊細に演じ、IFTA賞(アイリッシュ映画&テレビアカデミ

ー賞)主演女優賞を史上最年少の12歳で受賞。

アイルランドの作家クレア・キーガンの小説「Foster」を原作に、これまで

キュメンタリー作品を中心に子どもの視点や家族の絆を描いてきたコルム

・バレードが長編劇映画初監督・脚本を手がけた。(映画.comHPより)

 

この映画に出てくる父親がろくでなしでね。

ギャンブル好きで、借金返済のために大事な牛を売ってしまう。

家は貧しく、下草を刈る人手も頼めない。

母親は身重で育児に追われ、家事もままならない。

母親の出産が近くなり、夏休みの間、コットは母親の従姉の家に預けられる。

初めはぎこちなかったけれど、自分を大切に扱ってくれる親戚夫婦と心を通わ

せていきます。

穏やかな農場暮らしに馴染んでいきます。

しかし、夏休みが終わり、親戚夫婦はコットを家に送っていくが…。

 

ラストシーン、帰っていく親戚夫婦の車を追っかけて走るコット。

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(C)Insceal 2022

伯父さんが車から降りて、コットの家の門扉を閉めている。

追いついたコットが伯父さんに抱き着き、「DaD」(ダッド)と言い、助手席

で泣き崩れている伯母さんの後ろ姿が映り、コットの父親が遠くから走って来

る。

この後、コットは親戚夫婦と一緒に農場に戻るのか?

ろくでなしの父親が、コットを親戚夫婦から引き離すのか?

気になるところなのよね。

コットを持て余している両親やコットの姉たちの所には、戻したくないわ。

コットに取っても、親戚夫婦と一緒に暮らした方が幸せだと思うが…。

結末を観客に委(ゆだ)ねる映画でした(-_-;)

 

 

「52ヘルツのクジラたち」

今日は昼から久しぶりにミニシアターに行って来ました。

1本目に「52ヘルツのクジラたち」を観ました。

ポスター画像

(C)2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会

2021年本屋大賞を受賞した町田そのこの同名ベストセラー小説を、杉咲花

主演で映画化したヒューマンドラマ。

自分の人生を家族に搾取されて生きてきた女性・三島貴瑚(きこ)。

ある痛みを抱えて、東京から海辺の街の一軒家へ引っ越してきた彼女は、

こで母親から「ムシ」と呼ばれて虐待される、声を発することのできな

少年と出会う。

貴瑚は少年との交流を通し、かつて自分の声なきSOSに気づいて救い出し

くれた、アンさんとの日々を思い起こしていく。

杉咲が演じる貴瑚を救おうとする、アンさんこと岡田安吾を志尊淳、貴瑚

初めての恋人となる上司・新名主税(ちから)を宮沢氷魚、貴瑚の親友・

牧岡美晴を小野花梨、「ムシ」と呼ばれる少年を映画初出演の桑名桃李が

演じる。

「八日目の蝉」「銀河鉄道の父」の成島出監督がメガホンをとり、「四月

君の嘘」「ロストケア」の龍居由佳里が脚本を担当。

タイトルの「52ヘルツのクジラ」とは、他のクジラが聞き取れないほど高

周波数で鳴く、世界で1頭だけの孤独なクジラのこと。

(映画.comHPより)

 

全く情報を入れずに観に行きました。

タイトルが「52ヘルツのクジラ」ではなく「52ヘルツのクジラたち」と

複数になっているのが気になってました。

なるほど、マイノリティー(社会的少数派)が複数ってことなのね。

介護に毒母からの虐待、恋人からのDV、ジェンダーとか…。

てんこ盛りに出て来ます。

只、貴湖の声なき声に気付いて、救い出してくれた美晴やアンさんの存在が

有ってこそです。

気付いて貰えなかったら、貴湖は生きていられなかっただろう。

宮沢氷魚が珍しく「クソ男」を演じてました。

自分の思うようにならないからと言って、女性を拳固で殴るのは…ね( ;∀;)

安吾の苦悩、貴湖の絶望、主税の束縛、見応えが有る映画でした。

人間は何度でも生き直すことが出来るのだと思いました。

 

己の体力を考えられない母…( ;∀;)

今月は三週続けて私の実家に行っている。

第一と第三の土曜日は、父がボランティアガイドに行き、その帰りに仲間と一杯

飲むから(父の唯一の息抜きタイム)、昼前から実家で母を見守っている。

移動時間に片道2時間近く掛かるので、自宅は10時前に出て、帰宅は夜7時半

頃になる。

…と言うか、私が行くと必ず母は買い物に行きたがるので、荷物持ちをしている。

第二週目の金曜は、母を眼科に連れて行った。

先週は夫の実家と私の実家と続いたので、引っ越し準備ができなかった( ;∀;)

 

…で、13日に夫の実家に居るときに、父から電話が入った。

どうせ土曜日に行くのに何だろう?…と思ったら、前夜、母と喧嘩になり、母が

デイサービスに行っている間に、私に状況説明をしたかったようだ。

これからは私が月に1回ぐらいしか実家に入られないから、母は自分がしっかり

しないといけないと思ったらしく、動こうとするが、上手く動けていなくて癇癪

を起こすのだとか。

その日は、カレンダーが上手く読めなくて(曜日が理解できてない)父が説明し

ても間違うので、父がつい強い口調で言ったんでしょうね。

母が「バカタレ!」と父に向って、ギャアギャアわめいたようだ。

 

土曜日に行って母に話を聞いたら、どうも成り行きが違うのよね。

両方の話を聞いた上で思うに、カレンダーの件は別として、母の被害妄想がひど

くなり、父が咎(とが)めるような口調になり、大喧嘩に発展することが多いよ

うだ。

そこも心配なのだが、土曜日に私が行くと、「あら!あんた来たんね」と言い、

私が来ることをすっかり忘れていた( ;∀;)

父が外出したら、ショッピングカートを引っ張って、買い物に行こうと考えて

いたのだ。

私が付き添って、バスに乗って買い物に行きました。

米やら栄養ドリンクやら買って、どんどん荷物が増えて行く(>_<)

カートに入らない物(米など)は、私がエコバックに入れて持ちました。

かなり古いショッピングカートで持ち手がプラスチックなので、バスに乗り込む

ときに引き手を持つと折れる可能性が有るから、商店街からチンタラポンタラ歩

いて帰宅。

途中で母がカートを引っ張れなくなったから、私が引っ張りました。

実家の周りは傾斜のキツイ坂道だらけなのでね。

荷物を持たずに歩いても、休みながら坂道を歩く母。

己の体力を考えての買い物ができない。

これでは一人で買い物に行っても、荷物を持って帰られないじゃないの。

 

タクシーは家の前まで入らない。(軽自動車なら入られる)

大体、運転手さんに目的地を伝えることができない。

質問されても答えられない。

通りすがりの人に助けを求めることもできない。

近所にネギを一本買いに行くぐらいは大丈夫だが…。

徘徊では無いけど、母一人で遠くまで買い物に行くのは危険だ。

誰かが付き添わなくては…。

父は父で、母を連れて車で買い物に出てるんだけど、母は自分の思うように

売り場を回りたいのよね。

父は私が居なくても何とかなるだろう?…と言いつつも、母を長時間一人で

留守番させることを心配している。

舅と違って母は身体は動くから、施設入居は絶対に無理だ。

これはもう瀬戸内海を挟んで、毎月2回、行ったり来たりするしかないか。

親を心配する人のイラスト(中年女性)

姑、ついに観念する( ;∀;)

11日~13日、一ヵ月ぶりに夫の実家に2泊3日で帰りました。

今回は、舅のストーマの手続き(障害福祉課に書類を出す)と、家の外灯の

電球替え、郵便物の確認などをするのが目的でした。

舅(夫の父)は現在、総合病院に入院している。

1日にデイケアに行き、昼に様子がおかしいと体温を計ったら、38度4分。

デイケアから電話がかかってきて、今から自宅に戻します…と言われたとか。

舅が戻され、姑は震える手を抑えつつ、かかりつけの総合病院に電話した。

…が、診療受付時間を過ぎてるからと断られた。

半狂乱になりながら、月末に診療予約をしているからと食い下がり、何とか

診療してもらうことになり、介護タクシーを呼んだ。

病院に到着したが、今度はなかなか診察してもらえず待っている間、気が気

じゃなかったそうだ。

さぞや心細かったことだろう。

結局、舅は肺炎を起こしていたそうだ。

熱はすぐに下がったが、痰吸引を4時間に1回行っている。

…と言うのが、5日までの話。

 

その後、熱も下がったが、今度は同部屋の患者1名がコロナに罹患。

その人から同部屋の患者が全員コロナに感染( ;∀;)

舅も感染してしまった。

感染源を調査中だと、病院から連絡が有った。

 

…で、13日に病院で、舅の病状説明と今後について話し合いました。

入院時の血液検査で医師に「栄養が足りていない」と言われ、ちゃんと食べ

させていたのに…と姑はショックを受けた。

そして痰吸引も出来ないし、さすがの姑も、今回のバタバタで自分では看ら

れないと観念した。

そういうわけで、舅は熱とコロナと床ずれが治まったら一旦、別の病院に転

院する。

そして希望施設に空きが出るまでは、ショートステイで看てもらうことにな

った。

これね、1月に入退院したときに自宅に戻らず、そのままショートステイ

看てもらっていれば、床ずれも無く、今よりは身体も動けたろうに…。

今回入院して少し治まったけど、それでも広範囲に床ずれが…(T_T)

取り敢えず、舅の方は何とか落ち着きそうだ。

これで少しは安心できるか?…と思っていたら、今度は私の母の塩梅が悪い。

介護は続くよどこまでも…か(-_-;)

線路のイラスト