Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「愛の嵐」

夫が夜勤明けで帰宅した金曜日、昼下がりにスカパー!で「愛の嵐」が放送されてました。
バタバタすると夫が起きるので、静かに映画を観てました。



1957年、冬のウィーン。
マックス(ダーク・ボガード)は、オペル・ホテルという二流のホテルのフロント係として、人眼をはば
かるように暮していた。
ホテルは旅行客中心だが、永く住んでいる客も何人かいた。
没落貴族のスタイン伯爵夫人(イザ・ミランダ)、マックスの旧友のベルト(アメディ・アモディオ)。
マックスは二十年前、ゲットーの責任者として権力をふるう、ナチスの輝ける親衛隊員であり、ベ
ルトは当時の同僚、スタイン夫人は愛人だった。
ある日、そんなマックスの生活を根底からゆさぶる人物が現われた。
今は若手指揮者アザートン(マリノ・マッセ)の夫人になっているルチア(シャーロット・ランプリング
だ。
二十年前、ユダヤ人の美女少だったルチアは、ゲットーに入るとすぐその美貌をマックスに眼をつ
けられ、彼の倒錯した性の愛玩物になった。
ルチアは、思いもかけない運命のいたずらに驚いて、夫のアザートンをうながして即座にウィーン
を去ろうとする。
しかしアザートンは、ルチアを残して単身フランクフルトヘ飛び立ってしまった。
一人になったルチアに向かってマックスは、「何でここに来たんだ」と殴りつける。
(映画.comHPより)

この映画は、何度かスカパー!で放送が有り、観るのですが、いつも途中で寝ちゃうんですよ(>_<)
…で、今回やっと最後まで観ることが出来ました。
私はてっきり、ルチアがマックスに復讐する映画だと思ってました。
…が、違うんです。

ルチアはマックスを憎みながらも、愛していたのでした。

これはさながら、ストックホルム症候群なのか?
思わぬ再会だったが、逃げようと思えばいつでも逃げられたのに、ルチアは逃げませんでした。

反対にマックスに身を委ねます。

私には理解できない、「倒錯した愛の形」を観ました。


ラストがまた…ね。
私的には復讐して、積年の恨みを晴らして終わるのかと思ってました。
あのようなラストになるとは思いませんでした。
良くも悪くも、予想を覆された映画でした(-_-;)