Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

訓練が足りないと実感…

今日は天気も悪く、夫も実家に帰省しているから、家事を休んでシネコンに行って来ました。
上映時間の2時間前に到着した私。
ショッピングセンターの中をプラプラ見てました。
…で、二階から一階に降りるエスカレーターに乗ったら、「誰か助けて下さい!」と声が聞こえ
たのです。
「???」…空耳かと思ったら、上って来るエスカレーターに老夫婦が倒れているではないか!

このショッピングセンターは、上りと下りのエスカレーターが並んで設置してあります。
下りのエスカレーターに乗って3秒ぐらいの私。
慌てて下りのエスカレーターを駆け上がりました。
こういうのは小学生の時、以来ですわ(@_@;)

ええ、エスカレーターの緊急停止ボタンを押そうと思ったのです。
しかし慌ててるから、ボタンの位置が分からない(-_-;)
マゴマゴしている間に、倒れたままエスカレーターが上って、上手い具合に老夫婦が押し出
されました。
一階にいた、上りのエスカレーターの近くにいた店員さんも、助けに上って来ました。

私は転んだままのお婆さんの足に触れ、触っているのが分かるか聞きました。
そして、お爺さんがお婆さんを助け起こすのに手を貸しました。
お婆さんは、大腿骨の下がかなり湾曲してました。
O脚が酷くなって、杖をついて何とか歩ける状態みたいでした。
どうやらエスカレーターに乗る時に足が滑ったようで、転びかけたお婆さんを支えようとして、
お爺さんも転んでしまい、二人倒れたままの状態で上ってきたようだ。
店員さんの他にも、老夫婦の落ちた荷物を拾ってエスカレーターを上がってきた女性もいま
した。

お婆さんは「すみません。滑りやすい物を履いてたから、こんなことに…」と何度も謝ってま
した。
お婆さんは庭先で履くような紳士物のツッカケを履いてました。
多分、足が腫れているかなんかで、靴が履けなかったんじゃないかしら?
私は「座れる所で少し休んだらどうですか?」と言い、店員さんは「救急車を呼びましょうか?」
と心配したのですが、お婆さんは「大丈夫だから」と、お爺さんに支えられながらその場を立ち
去りました。
幾つぐらいのご夫婦かしら?
80歳前ぐらいか?

私の親は70代前半、夫の親は70代後半だ。
とても他人事では有りません。
夫の母はワックスを掛けたばかりの床で滑って骨折したり、散歩中の犬にじゃれ付かれ、土手
を転がり落ちて、大腿骨を骨折したりと、ここ数年は入院続きである。
現在歩くのはゆっくりだが、幸いなことに杖を使わなくても歩行できる。

普段、あれこれ頭の中では情報を仕入れてはいるが、実際に身体を動かしていないから、こう
いう緊急時に対処できないのよね。
エスカレーターの非常停止ボタンは、エスカレーター一機に二ヵ所、乗降口付近の足元に有る
のだ。
今回は無事にエスカレーターに倒れたまま上り、押し出されたから良かったが、これが衣服が
挟まった状態だったら、どうなったことか(@_@;)
店員さんも含め、皆が訓練が足りない…と実感した私であった(p_-)