チャンネルで、放送されたので観ました。
フリー・ラッシュを主演に迎えて描くミステリー。
天才的な審美眼を誇る鑑定士バージル・オドマンは、資産家の両親が残した絵画や家具を査定
してほしいという依頼を受け、ある屋敷にやってくる。
しかし、依頼人の女性クレアは、屋敷内のどこかにある隠し部屋にこもったまま姿を現さない。
その場所を突き止めたバージルは我慢できずに部屋をのぞき見し、クレアの美しさに心を奪わ
れる。
さらにバージルは、美術品の中に歴史的発見ともいえる美術品を見つけるが…。
音楽はトルナトーレ作品常連のエンニオ・モリコーネ。
イタリアのアカデミー賞と言われるダビッド・ディ・ドナテッロ賞で、作品賞、監督賞、音楽賞を始
め6部門を受賞。(映画.comHPより抜粋)
この映画、私の大好きな「ニュー・シネマ・パラダイス」のトルナトーレ監督作なので、ずっと観た
かった作品でした。
2年前に日本で上映された映画ですが、やっと観ることが出来ました(^o^)丿
映画は、ミステリータッチでストーリーが動きます。
果たして顔を見せない依頼人の正体は?…。
この映画は鑑賞後に、賛否両論に分かれるかな?
個人的に私は「ニュー・シネマ・パラダイス」のように、明るいラストが好きです。
トルナトーレ監督作は、何作か鑑賞してますが、「明日を夢見て」という作品を、鑑賞した時と
同じく、心に澱(おり)が残った感じがしました(>_<)
「明日を夢見て」は、映画の主人公を選ぶオーディションをするために、村にやって来た映画
技師が主人公です。
実はこの男は詐欺師で、村人を騙して荒稼ぎをしてるんですよ。
…で、ラストが悲しいんです。
この「鑑定士と…」もラストが悲しいです。
映画の端々に伏線が有ります。
あの人この人が、バージルを騙すんです。
「恋は盲目」状態のバージルは、騙されていることに全く気付かず…。
まあ、バージル自身が自分の好きな絵画を手元に残す為に、相棒に競り落とさせて盗んで
いましたからね。
人を騙したから、騙されるのか?
トルナトーレ監督作はラストが悲しい作品が多いです。
ジェフリー・ラッシュが恋に狂う姿を熱演してました。
機会が有れば、ご覧になってみて下さい^^