Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「グッドバイ・ママ」続き、part3

ドラマは後半になります。
長くなりますが、もうしばらくお付き合いをお願いします^^
 
あざみが御手洗の病院で診察を受けている。
出前に行った修(風間杜夫)は、御手洗とあざみの仲を誤解する。
御手洗の個人病院は、今は閉院しているのだ。
修(おさむ)は、あざみが誰とでも関係を持つ女?かと誤解して、あざみをデートに誘う。
デート帰りに家まで送ってもらい、「お茶でも飲んでいく?」と、修を家に入れるあざみ。
1DKの狭い部屋に置いてあるベッドに紀が眠っている。
あざみはそういう気は無く、送ってもらったからお茶ぐらい飲んで行けば?…という感じで家に
入れたのだが。
 
修はあざみに乱暴しようとするが、あざみが悲鳴を上げたため、隣の老夫婦(宇野重吉、北林
谷栄)や二階の住人(岸部一徳范文雀)が部屋から飛び出してくる。
慌てて逃げ出す修。
隣のお爺さんが、「あいつは蕎麦屋の出前の小僧だな。けしからん、主人の教育がなっとらん。
朝一番で文句を言いに行く」と言う。
翌朝、仕事に出かけるあざみにシュウ(岸部一徳)が、「修はホンの出来心や。あざみちゃん、
出勤前に蕎麦屋のオヤジに、何もなかったからと説明してやってくれんか?」と言われ、渋々
蕎麦屋に立ち寄る。
 
しかし、既にお爺さんから事情を聞いた店主は、「ウチにも年頃の娘が居るから、そんな奴は
置いておけないから、叩き出してやった」と言うのだ。
逆恨みした修は仕返しのため、御手洗の病院に忍び込む。
ちょうどその夜、発作を起こしたあざみが、意識がもうろうとしながらも御手洗に助けを求めて
やってくる。
診察室に倒れこむあざみ。
薬品を取りに来た御手洗が、修と鉢合わせし一喝する。
逃げる修と対峙するあざみ。
修は持っていたナイフで、あざみの腕を切りつけて逃亡。
幸い傷は深くなかった。
御手洗が警察に連絡しようとするのを、あざみは止めた。
数日後、閉店時間に修がコインランドリーにやってくる。
あざみに詫びて、修は田舎に帰って行った。
 
あざみが帰宅すると、アパートの向いのマンションが騒がしい。
怪しい雰囲気の男たちが、その部屋の中を荒らしている。
何か探しているようだ。
帰宅したあざみが部屋に入ると、向いの住人(柴俊夫)が撃たれた腕を押さえて隠れていた。
この男は白浜といい、あざみの部屋の向かいのマンションの2階に住んでおり、部屋でホーム
パーティーを行ったりして、人の出入り(女の出入りも)が多い謎の人物だ。
あざみは白浜を、御手洗の病院に連れて行く。
御手洗は白浜に見覚えが有ったが、どこで会ったのか思い出せない。
手当てして貰ったお礼にと、御手洗に金を渡す白浜。
御手洗はあざみに渡してやってくれと言うが、白浜は彼女にはもっと払うから…と言う。
白浜が口を開く。
自分はマカオのカジノにいて、人生をやり直すために組織の金と麻薬を持ち逃げした。
その追っ手に撃たれたのだと話す。
マカオのカジノにいたときに、ギャンブル好きな医者が居た。何で覚えているかと言うと、その
医者がギャンブルをしている間に、女房が子供を殺したからさ。あんただね、御手洗さん」
 
御手洗が重い口を開く。
「あざみさんは、私が病院を閉めるときに来た最後の患者なんだ。彼女は再生骨髄不全(再生
不良性貧血)に罹っていて、余命が半年ぐらいしかない。妻は2歳の娘の将来を悲観して、無
理心中を図り、妻は助かったのだ。娘は再生骨髄不全に罹っていた。あざみさんと同じ病気だ」
 
あざみにコインロッカーに預けている荷物を、取って来るように頼んでいたので、白浜はあざみ
の部屋へ行く。
食事を作って待っていたあざみ。
白浜はあざみに、アメリカに渡りトンカツ屋を開くのが夢だと言う。
あざみと紀に一緒に行かないかと…。
「この荷物を人に渡して、明日の朝、迎えに来るから、一緒に行こう!」と言い残し、部屋を出て
行った。
白浜はブツを横流しして、その金で高飛びしようと考えていた。
しかし、白浜は組織に見つかり撃たれる。
瀕死の状態で車に乗り込み、あざみの元に向かうが、途中で息絶えてしまう。
 
あざみの隣に住んでいる甚九郎夫婦。
九州に息子夫婦が住んでいて、こちらに来ないか?…と言われて悩んでいる。
てっきり息子夫婦と同居かと思っていたら、息子の家の近くの介護ホームに入れられることが
分かったからだ。
既に入居手続きが済んでいるという。
 
あざみが仕事に行っている間、紀はこの老夫婦に預かってもらっていた。
少額だが、毎月幾らかお金を渡して子守してもらっている。
ふと、あざみは甚九郎夫婦と一緒に暮らすことを考え、何か商売を始めようと思う。
モデルハウスに出入りしている業者から、良い物件を紹介される。
少し郊外地だが、一階が店舗で二階が住居になっている。
あざみは手芸品の店を開こうと思う。(当時、刺繍が流行っていたのです。)
しかし、あざみのわずかな蓄えと、甚九郎夫婦の蓄えを合わせても、資金が足りない。
あざみは恥を忍んで、モデルハウスの所長(中条静夫)に、借金を申し出る。
最初は渋っていた所長だが、あざみの「半年で良いから、愛人関係になっても良いから」という
言葉にツラれてOKする。
だが、定期預金を解約したために、所長の妻が気付き、あざみの目前で妻が金を奪い取って
しまう。
そんな中、甚九郎の妻(北林谷栄)が、夫のタバコを買いに行き、前に居た客が置き忘れた財布
を買い物かごの中に入れてしまう。
すぐに客が戻って来て、店主に財布を置き忘れてなかったか聞く。
その現場を見ていた小学生が、「あのおばあちゃんが盗んだ」と言う。
老妻は警察に連行される。
数日後、老夫婦は九州の介護ホームに入るために引っ越して行くのだった。
 
そして、いよいよ最終話へつづく~(^o^)丿