Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえりお母さん~」

昨日、ミニシアターに行きました。

観たのは↓「ぼけますから、よろしくお願いします。」の続編です。

ポスター画像

(C)2022「ぼけますから、よろしくお願いします。 おかえり お母さん」製作委員会

認知症の母と老老介護する父の暮らしを、ひとり娘である信友直子監督が

丹念に記録した2018年公開のドキュメンタリー「ぼけますから、よろし

お願いします。」の続編。

信友監督は前作完成後も、広島県呉市で暮らす90代の両親を撮り続けて

た。

2018年、母の認知症はさらに進行し、ついに脳梗塞を発症してしまう。

入院した母に面会するため、父は毎日1時間かけて病院へ通い、いつか

帰ってくる時のためにと筋トレを始める。

一時は歩けるまでに回復した母だったが、新たな脳梗塞が見つかり、病

状は深刻化していく。

そして2020年3月、新型コロナウイルスが世界的に拡大し、病院の面会

ら困難な状況が訪れる。

認知症とともに生きることの大変さや家族の苦労、日本全体が抱える高

齢化社会の問題を浮き彫りにしながらも、幸せな夫婦の姿を家族ならで

はの視線で映し出す。(映画.comHPより)

前作では、老々介護の様子が描かれてました。

今作ではその後、お母さまが亡くなるまでを追ったドキュメントとなって

います。

母の介護を父一人に背負わすわけにはいかないと「帰ろうか?」…と聞く

娘に、父は仕事を続けるように言います。

自分の身体が動くうちは妻の介護は自分がすると言うのです。

ますます高齢化が進む日本。

認知症と老々介護…誰にも起こり得る事です。

ともすれば悲しいドキュメント映画になりますが、この映画を観終わると

素敵なご夫婦と夫婦愛を目の当たりにし、清々しい気分になりました。

昨日は舞台挨拶に信友監督がいらしてました。

会場からの質問に答えてくれました。

その中で、沖縄の竹富島に何度か行ったことが有り、社交的なお母さまが

友達も出来てて、会いに行きたいから一緒に行こうと何度も誘われていた

けど、仕事にかまけて断っていて…。

その後、お母さまが認知症になり、結局行けないままになったことが心残

りだと言われてました。

「後で」「そのうちに」はダメだと、人生は一度きりだから。

逢いたい人、行きたい場所、思った時に動かないと二度と行けなくなるか

も知れないから…と言われてました。

お父様は101歳になられてお元気です。

「長い事お世話になったね。ありがとうございます。わしもええ女房もろ

うたと思うております。」と、危篤になった妻に語り掛けるシーンは胸に

グッときました。

いろんな年齢の方に観て欲しい映画でした。

 

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