Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

終活について

今朝たまたま見ていたNHKで、「終活」について放送してました。
ええ、映画「エンディングノート」で話題になった、自分の人生の締めくくり方についての希望を書い
たノートが話題になってました。
出版社で「エンディングノート」を販売したら、かなり売れているとか。
一例として取り上げられたのが、具合が悪くなった母親が救急車で運ばれて、病院で「延命治療
はしますか?」といきなり聞かれて、兄弟で「出来る限りの治療をお願いします」と答えたそうです。
実は母親は、エンディングノートに「延命治療はしないで欲しい」と書いていたのです。
治療の甲斐も無く、亡くなりました。
母親は「葬儀は家族葬にして欲しい」と書いてました。
でも、親戚に連絡したら、結局は盛大な葬儀になったそうです。
 
遺産に関しては、「残せる物はこの家と猫だけだから、兄弟仲良く半分に分けて欲しい」と書き記
してありました。
兄は「マンションのローンが残っているから、早くこの家を売って、半分俺にくれ」と言い、弟は「思
い出の残ったこの家を売りたくない」と、大喧嘩になったそうです。
結局、母親がエンディングノートに書いていたことは、何一つ叶えてあげられませんでした。
この話は実際に合った話だとか。
 
「本人は死んでしまったのだから、本人の希望が叶わなくても分からない」…って意見も有りまし
た。
せっかく書いてくれていても、見つけられないし、探す余裕も無いわけだから、どうしたら良いのか
…とゲストは話してました。
 
…でね、私も親に「誰に連絡するのか?」「墓はどうしたいのか?」と事あるごとに聞いているのだ
が、母は「誰にも連絡しなくて良い。聞かれたらあれは死にましたと言ってくれ」と言う。
絶対に「何で知らせてくれなかったのか?」とあちこちで言われるのが分かっていますから、そうい
うわけにはいきませんし、墓が必要無いなら、遺骨はどこかへ撒くのか、埋めるのか?仏壇は必
要ないのか?位牌は?…などと、次から次へと問題が出て来る。
私には兄弟が居ないから、兄弟の「骨肉の争い」は無いから、まだ楽なのかも知れない。
 
ふと、エンディングノートは、遺された者が処理に困らないように、亡くなった者が指示する為の物
ではないだろうか?と思いました。
そうなんですよ、死んでしまったら本人は分かりませんからね。
葬式や納骨、遺品の整理などで困らないように、指示するものではなかろうか?
 
我が家も先日、夫の祖母が亡くなったことで、義母と義母の妹との間でちょっとモメている。
納骨はどうするか?が今問題になっている。
最近は年齢に関係なく、亡くなることも多いから、私も夫にエンディングノートを遺すと共に、普段
から指示しておかないといけないと考えました。