Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

バカタレ夫(2)

昨夜は無事に愛媛に帰って来ました。
この時間までブログをUP出来なかったのは、洗濯掃除やら何やらすることがたくさん有り、
なかなかPCを開けなかったのです。
もしや何かあったのか?…と思われた方がいらしたら、ご心配かけてすみません。
 
夫は親から散々怒られたのに、結局フィリピーナの店に行きました。
もちろん運転するから、90分をウーロン茶で過ごすのだ。
フィリピーナに罪は無いのだから、店に行くと私は何事も無かったかのようにフィリピーナと
話している。
夫は馴染みのフィリピーナを指名し、私はその妹を指名した。
ここは90分システムで飲み放題、7時までに入店すれば男3150円、女2100円で済む。
食事をすると眠くなり、車の運転が出来なくなるからと食事を取らずに店に行った。
私は飲む時にはつまみが要らない女、食べるか飲むかで胃袋を占める割合を考えないとい
けないのだ。
しっかり飲むときには食べない方が飲めるのだ。
最初は水割りを2杯一気飲みしたら、フィリピーナの妹が「お姉さん、ワインも飲み放題にあ
るよ」と言うではないか。
しっかり赤ワインを頂きました。
1時間弱で赤ワインのボトルを1本空けました。
飲んだくれてやりました。
 
8時半前に自宅に向けて出発。
10時前には自宅に到着。
すっかり酔っ払った私。
夫がしまなみ海道を走っているのも知らず眠りこけ、夫実家からいろいろ頂いた物で荷物が
増えていたのだが夫が一人で荷物を降ろしていた。
 
今朝は遅めに起きて、「ちょっとは懲りたかバカ夫」と思ったが、全然反省の色なし。
しかし今日はずい分と私の顔色をうかがっておりました。
 
さて、なぜ夫がフィリピーナ通いを始めたのか不思議でしょう?
夫は15年前に交通事故をおこしました。
ミニバイクに乗ってて、自動車と出会いがしらにぶつかったのだ。
夫が一時停止を守らなかったのが原因。
2カ月意識不明の状態で、そのとき片目に砂が入っていて気付かれなかったのだ。
目が腫れてきて初めて医師が気付き洗浄したようです。
本人が目覚めるのは、それからしばらくしてからだった。
 
この交通事故のせいで1年近く休職。
多量のステロイド剤の使用で、副作用が出て体のあちこちを手術することになり、夫の片目の
角膜は濁ってしまい、視力が低下した。
数年ごとに角膜の移植手術を受けなければいけなくなった。
今回は全移植でなく、内皮だけの移植で済みましたが。
経過観察に入り、しばらくは2週間に1度ぐらいの割合で通院することになる。
 
その交通事故のせいで仲良かった人達が離れていき、職場でもパワハラの毎日を過ごすこと
になる。
そんなときに夫が連れて行かれたフィリピンバー。
遊びを知らぬ真面目男だったので、楽しかったのか通うようになった。
しかしその店は値段が高かったので、たまたま実家に帰った時に行った店が安く、通い詰めるよ
うになりました。
夫の馴染みのフィリピーナは2代目で、最初の子は何だかんだと金をせびる子だったので、その
店には行かなくなり、今の子は10年以上の付き合いになるようだ。
 
このフィリピーナは、性格が良く、理由付けて金をせびったりすることもなく、昨日も「退院おめで
とう」と、なぜか和菓子の詰め合わせをくれた。
弱っているときに優しくされたからか、実家に帰るついでと理由付けてはこの店に通うのだ。
この店から夫の実家までは車で20分はかかる。
いくら安価の店とは言え、入店料と指名料で5250円になり、往復のタクシー代で4000円ぐらい
はかかります。
…なので、1回行くと1万円になり(他の店にハシゴしたら一晩で1万5千円は使う)、毎月2泊3日
で帰ると3晩通うので年間36万円、この他にガソリン代や高速道路代などが加わり、誕生日や
クリスマスにプレゼントしてるから、年に50万円近く使ってるんじゃないかしら?
 
私が心配なのは、無理して通っててまた交通事故を起こしたら…ということなのだ。
2泊3日で帰るなら帰る直前まで店に行くことは無いと思う。
毎月毎月帰るのもどうか?と思うし…
まさか結婚してまでも、独身の時と変わらずに通うとは思いませんでしたよ。
普通は行く回数は減りますよね。
夫は自分で財布を握り、私には毎月決まった生活費を渡すので、小遣いを減らすという「兵糧攻
め」が使えないのです。
転勤があるし変則勤務なので、働くこともままならず、私は無給の家政婦になっている。
 
夫の両親に現状を説明すると、「まさか帰る直前まで通っていたとは…」と絶句。
いつもケンカになるのは「フィリピーナ通い」のことなのです。
私が至らないから通うのだと言われかねないので、しっかりそこのところは説明しておきました。
そのうちに「子供が出来たら行かなくなるかも?」などと言われたら、後3カ月余りで46歳になる私。
気合いと根性で乗り切れないこともある。
「女は結婚して子供を産んで一人前」などと言われると「じゃぁ子供を虐待して殺すような女と私を
比べると、私はその女よりも人間的に劣るのか!」とケンカ売りたくなる。
未婚既婚とか、子供が居るとか居ないとか、人間性とは関係ない。
もし何かで夫の実家や夫からこのような言葉が発せられたら、さすがに私は黙っていられない。
 
どれだけ私が夫に尽くしているか、馬鹿にするんじゃねぇよ!…と啖呵を切ってやろう。
こういう気持ちを胸に秘めながら、夫と「仁義なき戦い」をする私なのだ。