19日にミニシアター初詣して来ました。
1本目は「枯れ葉」を観ました。
フィンランドの名匠アキ・カウリスマキが5年ぶりにメガホンをとり、孤独を
抱えながら生きる男女が、かけがえのないパートナーを見つけようとする姿
を描いたラブストーリー。
カウリスマキ監督による「パラダイスの夕暮れ」「真夜中の虹」「マッチ工
場の少女」の労働者3部作に連なる4作目で、厳しい生活の中でも生きる喜び
と誇りを失わずにいる労働者たちの日常をまっすぐに映し出す。
フィンランドの首都ヘルシンキ。
理不尽な理由で失業したアンサと、酒に溺れながらも工事現場で働くホラッ
パは、カラオケバーで出会い、互いの名前も知らないままひかれ合う。
しかし不運な偶然と過酷な現実が、2人をささやかな幸福から遠ざけてしま
う。
「TOVE トーベ」のアルマ・ポウスティがアンサ、「アンノウン・ソルジャ
ー英雄なき戦場」のユッシ・バタネンがホラッパを演じ、「街のあかり」の
ヤンネ・フーティアイネン、「希望のかなた」のヌップ・コイブが共演。
2023年・第76回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。
(映画.comHPより)
カウリスマキ監督作品は、基本的に主人公が孤独で口数が少ないです。
今作の主人公アンサとホラッパも、寡黙な人です。
眼差しで語る感じ?
偶然出会った二人がなかなか再会できなくて…。
再会した時にホラッパがアル中だと知り、アンサは「酒が原因で家族が死ん
だからアル中は嫌い」だと言う。
ホラッパは「指図されるのは嫌だ」とアンサの家を出る。
だけど、アンサを想うホラッパは断酒し、アンサに電話するが…。
昔々のラジオドラマ「君の名は」みたいに、すれ違う二人がやっと再会でき
て、また会えなくなってしまう…が、という流れでした。
↑ 職場に迷い込んだ犬を飼うことで、孤独をやわらげるアンサ
ハリウッド作品のような派手なアクションが無い、静かな映画だけど、心温まる
映画です。
エンディングで、フィンランド語で歌う「枯れ葉」が流れます。
趣(おもむき)が有って良かったです。
なかなかの良作でしたよ^^
あと、私はカウリスマキ監督作では「過去のない男」が好きです。
こちらもお勧めです♪