水曜に人間性を疑うような嫌な話を聞いたので、気分転換に夕方からミニシア
ターに行きました。
1本目に「パリタクシー」を観ました。
(C)2022 - UNE HIRONDELLE PRODUCTIONS, PATHE FILMS, ARTÉMIS PRODUCTIONS, TF1 FILMS PRODUCTION
終活に向かうマダムを乗せたタクシー運転手が、彼女の人生をめぐるパリ
横断の旅に巻き込まれていく姿を描いたヒューマンドラマ。
無愛想なタクシー運転手シャルルは、金も休みもなく免停寸前、人生最大
の危機に陥っていた。
そんな折、彼は92歳の女性マドレーヌをパリの反対側まで送ることに。
終活に向かうというマドレーヌは、シャルルに次々と寄り道を依頼する。
彼女が人生を過ごしたパリの街には多くの秘密が隠されており、寄り道を
するたびに、マドレーヌの意外な過去が明らかになる。
そしてそのドライブは、いつしか2人の人生を大きく動かしていく。
「ミックマック」のダニー・ブーンがタクシー運転手シャルル、フランス
監督・脚本は「戦場のアリア」のクリスチャン・カリオン。
(映画.comHPより)
いやぁ~!鑑賞したブロ友さん達が高評価したのが分かりました。
良い映画でした。
花の都パリ、美しい風景が映ります。
旅気分が味わえます^^
最初は仏頂面だったシャルルが、マダムのリクエストで寄り道をし、思い出話を
聞いているうちに、顔が柔和になっていきます。
裁判所前を通って欲しいと言うマダム。
1950年代、マドレーヌは夫に対する殺人未遂罪で裁判にかけられます。
原因は夫の暴力。
自分だけなら我慢できたが息子(マドレーヌの連れ子)に暴力をふるったから。
日頃から息子を邪魔者扱いして、マドレーヌの母親に託すように言っていた夫。
一服盛って寝落ちした夫にマドレーヌは復讐します。
夫からの暴力にずっと耐えていたのに、裁判長から陪審員まで全員が男性なの
で、マドレーヌの言い分は全く聞いてもらえません。
自由・平等のフランスでさえ、女性には不平等な時代でした。
マドレーヌの裁判が行われている間、裁判所前で女性達がマドレーヌの無罪を
叫びます。
しかし、執行猶予も付かず23年の実刑判決が出ます。
それからどうなったのか?
シャルルはマドレーヌの思い出話に聞き入ります。
…で、信号無視して警察に止められる( ;∀;)
免停まで後2点だと言うのに…万事休すと思ったら、マダムが女性警察官に
話し掛け懐柔し、反則切符を切られずに済んだのでした。
この時の作り話がラストで繋がるんです。
そして寄り道は続きます。
(C)2022 - UNE HIRONDELLE PRODUCTIONS, PATHE FILMS, ARTÉMIS PRODUCTIONS, TF1 FILMS PRODUCTION
映画のラストで「あぁ~!そう言うことに…ね」と思いました。
女性には特にお勧めしたい映画でした♪