GWが明けて、今日やっとミニシアターへ行けました。
1本目に観たのは「エッフェル塔 創造者の愛」です。
(C)2021 VVZ Production – Pathe Films – Constantin Film Produktion – M6 Films
パリのエッフェル塔を設計したギュスターブ・エッフェルを主人公に、塔が
完成するまでの苦難の日々と、ある女性への秘められた思いを、創作を交え
て描いたラブストーリー。
ニューヨークの「自由の女神像」の制作に協力して名声を得たエッフェルは、
パーティの席で大臣から、3年後の1889年に開催されるパリ万国博覧会
のシンボルモニュメント制作のコンクールへの参加を要請される。
さらに友人で、記者のレスタックの妻アドリエンヌからも野心作を見てみた
いと言われたエッフェルは、パリの真ん中に300メートルの金属製の塔を
造ると宣言。
パーティではアドリエンヌと初対面のふりをしたエッフェルだが、実は彼に
とってアドリエンヌは忘れられない女性だった。
「真夜中のピアニスト」のロマン・デュリスがエッフェル、「ナイル殺人事
件」のエマ・マッキーがアドリエンヌを演じた。(映画.comHPより)
エッフェル氏が建築したから「エッフェル塔」なのね。
初めて知りました( ;∀;)
この映画ではエッフェル氏がエッフェル塔を設計し、建築に携わったエピソー
ドと、エッフェル氏と元恋人アドリエンヌとの悲恋が描かれてます。
身分違いで引き裂かれた恋。
旧友の妻が元恋人だと知り…恋が再燃する。
恋愛部分は脚色されているようですが、エッフェル塔建設部分は事実です。
実際に、エッフェル氏の息子とアドリエンヌの姪が結婚していると史実に残って
いるそうで、恋が再燃してはいないだろうけど、二人が再会する機会があったの
には違いないか?
(C)2021 VVZ Production – Pathe Films – Constantin Film Produktion – M6 Films
それにしても機械もなく、人力で300mの高さの鉄塔を建設したのはスゴイこと
ですよ。
砂を使って向かいあった鉄骨の高さを調節したり、地下の基礎工事で雨水が浸水し
てきた時は、空気圧を使って水を排出したり、命綱代わりの鎖を足首に引っかけて
作業したり…観てて怖かったです。
建設費が足りなくなって私財を投げ売って補填したり、職人がストライキを起こし
たり…と次から次へとアクシデントが起こります。
個人的には、劇中に建設エピソードがもう少し欲しかったな。
あんなスゴイ代物をどうやって建設したのか気になるもの。
この作品、なかなかの良作でした。