先週の金曜日、ミニシアターに行きました。
１本目に鑑賞したのは「エゴイスト」です。
(C)2023 高山真・小学館／「エゴイスト」製作委員会
エッセイスト・高山真の自伝的小説「エゴイスト」を、「トイレのピエタ」
の松永大司監督が映画化。
14歳の時に母を亡くした浩輔は、田舎町でゲイである本当の自分を押し殺
して思春期を過ごし、現在は東京でファッション誌の編集者として働きつ
つ自由気ままな生活を送っている。
そんなある日、浩輔は母を支えながら暮らすパーソナルトレーナーの龍太
と出会う。
浩輔と龍太はひかれ合い、時には龍太の母も交えて満ち足りた時間を過ご
していく。
母に寄り添う龍太の姿に、自身の亡き母への思いを重ねる浩輔。
しかし2人でドライブの約束をしていた日、龍太はなぜか現れず…。
主人公・浩輔を鈴木亮平、龍太を宮沢氷魚、龍太の母を阿川佐和子が演じ
る。（映画．ｃｏｍＨＰより）
男性同士のラブシーンはちょっとドギツカッタです。
龍太の母が、「大事な人が男でも女でも関係ない。龍太にとって浩輔さんは
大事な人なんでしょう？」と、同性愛を受け入れてくれてたことを知った浩
輔は…。
「エゴイスト」→利己的な人、利己主義者
理想では「愛は無償な物」
浩輔は、龍太が病弱な母親を抱えて、夢を叶えるためにバイトを掛け持ちし、
生活費を稼ぐために男娼をしていることを知り、援助を申し出る。
そして、龍太の母親に、龍太の代わりに面倒を看ることを申し出る。
浩輔は自分の大事な人を守りたいために、お金を払う…。
見ようによっては自己満足。
独りよがりの愛情表現とも言える。
だけど、こういう愛情表現も有りだわね。
劇中、鈴木亮平がちあきなおみの「夜へ急ぐ人」を歌うシーンが有ります。
彼がまだ生まれていない時代の歌です。
私も少ししか記憶に無いのですが、懐かしかったです。
この映画、同性愛が全面的に出てくるので、苦手な人もいるだろうな。
でも、大事な人が男であろうが女であろうが、大事な人には代わりないと言う
言葉を想うと、大人の恋愛映画として観て頂けたら…と思います。
