月曜日、ミニシアターで「シー・セッド」その名を暴け」を観ました。
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映画プロデューサーのハーベイ・ワインスタインによる、性的暴行を告発した
2人の女性記者による回顧録を基に映画化した社会派ドラマ。
ニューヨーク・タイムズ紙の記者ミーガン・トゥーイーとジョディ・カンター
は、大物映画プロデューサーのワインスタインが数十年にわたって続けてきた
性的暴行について取材を始めるが、ワインスタインがこれまで何度も記事をも
み消してきたことを知る。
被害女性の多くは示談に応じており、証言すれば訴えられるという恐怖や当時
のトラウマによって声を上げられずにいた。
問題の本質が業界の隠蔽体質にあると気づいた記者たちは、取材対象から拒否
され、ワインスタイン側からの妨害を受けながらも、真実を追い求めて奔走す
る。
「プロミシング・ヤング・ウーマン」のキャリー・マリガンと「ビッグ・シッ
ク ぼくたちの大いなる目ざめ」のゾーイ・カザンが2人の主人公を演じる。
「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド」のマリア・シュラーダーが監督
を務め、ブラッド・ピットが製作総指揮を手がけた。
(映画.comHPより)
Twitterの書き込みから#me too 運動の発端となった、大物映画プロデュー
サーのワインスタイン事件を暴いた、ニューヨークタイムズの記者たちの戦い
が描かれています。
被害を訴えた女性たちは、ワインスタインの弁護士に賠償金を掴まされ、一切
「他言無用」と契約書を書かされる。
賠償金を受取らなかった女性たちは、仕事を干されたり、クビになったり、業
界に残れなかったり…。
自分のキャリアや夢を、諦めざる負えない状況に追いやられていました。
新聞社に声を上げても、記事を潰される。
本人役で出演していたアシュレイ・ジャドは、声を上げ続けていましたが…。
私は大好きな女優でしたが、地下に潜っていたのはこういうことが原因だった
のか?…と、この映画を観て理解しました。
あと、何度も「グゥイネスが言ったのか?」と言うセリフが出て来ました。
これは女優のグゥイネス・パルトローのことです。
以前、雑誌かネット記事かを読みましたが、グゥイネスがワインスタインに迫
られた時に、ブラッド・ピットが盾になり、グゥイネスを守っていたとか。
そういうのも有って、ブラピはこの映画の製作総指揮になったのかな?
「ファースト・ペンギン」みたいに、初めに名前を出して顔を晒してからが勝
負なのか?
自分の身を案じながらも、真実を白日の下に出したのね。
声を上げた女性たちの勇気を讃えたいと思いました。