加入しているスカパー!の「ムービープラスch」で放送していた「エール」を
観ました。
ええ、「コーダ あいのうた」の基になった映画です。
(C)2014 - Jerico - Mars Films - France 2 Cinema - Quarante 12 Films - Vendome Production - Nexus Factory - Umedia
「エール」は2015年公開作品で、「コーダ あいのうた」は2022年1月
に日本公開されてます。
「エール」は畜産業、「コーダ」は漁業と基は替えてますが、家族の中で自分だ
けが健聴者…という設定は同じです。
「聞こえる自分」が居なくなったら、「聞こえない家族」はどうなるのか?
ポーラは悩みます。
親はポーラを当てにしてて、他人と接するときにはポーラに通訳を頼みます。
ポーラの予定を聞くことも無く…。
ポーラに頼り切りの家族が気になりました。
少しは子供の意見を聞くべきでは?
エンドロールで映し出されたラストは、良い感じに治まった感が有りました。
個人的には分かりやすい「コーダ あいのうた」が良いかな?…と思いまし
たが、両作品を見比べるのも良いかも?…。
ただ、「エール」は家族を演じている俳優は健聴者で、手話の特訓をして演技
に臨んでいて、「コーダ」は両親と兄役の俳優が聾唖者で、リアルを追求して
いました。
外から見て分からない聾唖という障害。
劇中でも市場に買い物に来た客が、話しかけても曖昧な笑顔を作るだけで話さ
ない母親のことを「変わった人ね」とポーラに言ってました。
店先に聾唖だからと表示していないからだけど…。
そういうのを表示していると、やっぱり差別されるのかな?
あれこれ考えながら観た私でした。