今日は昼からミニシアターへ行ってきました。
観たのは「アネット」です。
(C)2020 CG Cinema International / Theo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinema / UGC Images / DETAiLFILM / Eurospace / Scope Pictures / Wrong men / Rtbf (Televisions belge) / Piano
「ポンヌフの恋人」「汚れた血」などの鬼才レオス・カラックスが、「マリ
ッジ・ストーリー」のアダム・ドライバーと「エディット・ピアフ 愛の讃
歌」のマリオン・コティヤールを主演に迎えたロック・オペラ・ミュージカ
ル。
ロン&ラッセル・メイル兄弟によるポップバンド「スパークス」が、ストー
リー仕立てのスタジオアルバムとして構築していた物語を原案に、映画全編
を歌で語り、全ての歌をライブで収録した。
スタンダップコメディアンのヘンリーと一流オペラ歌手のアン、その二人の
間に生まれたアネットが繰り広げるダークなおとぎ話を、カラックス監督な
らではの映像美で描き出す。
アダム・ドライバーがプロデュースも手掛けた。
2021年・第74回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。
(映画.comHPより)
あぁ~何だかね、かなり好みが分かれる映画でしたよ。
私はカラックス監督の作品では、「ポンヌフの恋人」は観てますが、他の作品
は未見です。
「ダークファンタジー・ロックオペラ、ミュージカル」などの謳い文句だった
から、期待半分と一抹の不安を持って観に行きました。
人気コメディアンの夫と一流オペラ歌手の妻、結婚後、妻は更に売れて行き、
夫は段々と落ちぶれて行く。
そして、ついに夫の暴力的な一面が…。
驚いたのは、生まれた娘アネットを人間が演じてなくて、パペット(操り人形)
を使ってました。
映画のラストにやっとアネットは人間へ変化します。
そして父親と対話します。
このラストが一番、監督が観客に伝えたかったことなのかな?
アダム・サンドラーとマリオン・コティヤールの歌唱力にビックリ!
渾身の演技でした。
アダムが演じるヘンリーの「不穏さ」と、マリオン演じるアンの「儚さ」が
相まって、不可思議なドラマを作り上げてました。
ただ、凡人の私には、この映画の全てを理解できなかったことは否めません。