フジテレビで日曜の朝7時から放送されている「ボクらの時代」という番組が有ります。
28日のゲストは、声優の野沢雅子、田中真弓、山寺宏一の御三方でした。
私は途中から観たのですが、ある日、野沢雅子さんの事務所に、子供が病気で状態が思わしくなく、劇場版の映画も観たがっているが観に行ける状態では無い。少しでも元気づけたい。悟空の大ファンなので、どうかサインを頂けないか?…と言う父親からの手紙と色紙が届いたそうです。
それで、野沢雅子さんは事務所の人に「テープに取って!」と頼み、「おっす!オラ孫悟空。ぜってぇに元気になって、劇場に映画を観に来いよ!約束だぞ!」と声を吹き込み、サイン色紙と一緒に贈ったそうです。
それからしばらくして、父親から御礼の手紙が届いたそうです。
息子をベッド(移動式のベッド)に寝かせたまま、映画館へ行きました。
椅子に座って観られる状態では無かったのに、息子が「僕、椅子に座って観る」と言い、椅子に座って映画を最後まで観ることが出来ました。
劇場で観ることができ、息子はとても喜びました。
そして、映画を観た翌日、息を引き取りました…。
野沢雅子さんは「アニメの力ってスゴイんですよ。このお子さんは映画館で椅子に座って、映画を観ることが出来たんです。勇気づけることが出来るんですよ。アニメは観る人を元気づけるんですよ。」と、話されてました。
この話を聞いて、朝から泣いちゃいました。
大好きな悟空に会いに行くことが出来て、この少年はとても嬉しかったと思います。
本当にアニメの力はスゴイですね。