Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「世界の果ての通学路」

今日の夕方、NHKのEテレで「世界の果ての通学路」と言うドキュメント映画を放送してました。
夫が放送される時間に帰宅するので、パソコンで録画しておきました。
夫が8時に寝てくれたので、さっそく観ました^^
 
 
地球上の異なる4つの地域で、数10kmの危険な道のりを経て通学し、学校で学ぼうとする子供
たちの姿を追ったドキュメンタリー。
ケニアの15kmのサバンナを、命がけで駆け抜けるジャクソン。
360度見渡す限り誰もいないパタゴニア平原を、妹と一緒に馬に乗って通学するカルロス。
ロッコの険しいアトラス山脈を越え、友だち3人と寄宿舎を目指すザヒラ。
幼い弟たちに車椅子を押されながら、舗装されていない道を学校に向かう、インドのサミュエルの
4人に密着。
子供たちの学習に対する意欲の高さや、そんな子供たちを支える家族の愛情を映し出していく。
アフリカのマサイ族を主役に描いたドラマ「マサイ」(2004)で知られる、フランスのパスカル・プリッ
ソン監督が手がけた。(映画.comHPより抜粋)
 
この映画はとても観たかったんですよ。
でもこの地では、上映され無くてね…(>_<)
やっと今日観られました。
子供達が学校へ行く通学風景を映しているドキュメンタリー映画なんですが、それぞれが片道4
~22kmの距離を通学しています。
ケニアのジャクソンは11歳の少年で6歳の妹サロメを連れて、サバンナを走って通学しています。
父親は「ゾウには近付くな!いつも周りに気をつけろ!」と子供たちに注意し、どうか無事に行っ
て帰って来られるように…と毎朝祈ります。
ケニアでは毎年4~5人の子供が、ゾウの襲撃で命を落としているそうです。
 
アルゼンチン、アンデス山脈の人里離れた牧場で暮らす11歳のカルロスは、5歳下の妹ミカと
一緒に馬で山を越えて通学しています。
この道が狭いし傾斜がキツイし、崩れかけた道を馬で進むのです。
 
ロッコアトラス山脈の中心部、イムリル谷近くの辺境の地の少女、ザヒラ。
12歳の彼女は、家族のなかで初めて学校に通う世代で、字が読めない祖母や両親は、彼女を
全力で応援している。
ザヒラは奨学金で全寮制の学校に通っています。
週末は自宅で過ごし、毎週月曜日の夜明けに起き、友達のジネブ、ノウラと一緒に22kmの道を
4時間かけて歩きます。
 
インド・ベンガルの13歳の少年サミュエルは、未熟児で生まれたため足に障害がある。
両親がいろんな部品を使い、お手製の車椅子を作り、二人の弟が彼を乗せて通学します。
近道しようと川を渡れば車輪が砂にはまって立ち往生したり、人通りの多い道で車輪が外れて
動けなくなったり、毎朝ハプニングの連続です。
 
飛行機のパイロットになりたい子、医者になりたい子、教師になりたい子、皆それぞれに夢を持っ
ています。
夢を叶えたい一心で、学びたいと学校に行くのです。
ひたむきな子供達の姿に泣けました。
 
この映画は今月末にはDVDが発売されるようなので、未見の方には是非お勧めしたい作品で
す(^o^)丿