Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「黒部の太陽」

昨日は夫が日勤で出勤した後、スカパー!の「チャンネルNECO」で放送していた、「黒部の太陽
を観ました。
 
関西電力黒部川上流に第四発電所を建設するため、太田垣社長(滝沢修)総指揮のもとに社運
をかけて黒四ダム工事に当たることになった。
間組の国木田(加藤武)と熊谷組の下請会社の岩岡源三(辰巳柳太郎)は、ともに現場責任者の
北川(三船敏郎)を訪れ、ダム工事の難しさを知らされた。
源三の息子剛(石原裕次郎)は、トンネル掘りのためにどんな犠牲も省りみない源三に反抗し、家
を出て設計技師として図面をひいていた。
国木田はそんな剛と、北川の長女由紀(樫山文枝)と見合いさせようと提案して、源三を驚かした。
昭和三十一年八月、世紀の大工事といわれた黒四工事は、大自然との闘いの火蓋を切った。
九月に入って剛は偶然、由紀と会い、親しさを増していったが、彼女が父の北川の身を心配するの
を見て、源三の様子を見に黒部に向った。
源三はめっきりと体が弱くなっていた。
北川の黒四にかける熱意にほだされた剛は、父に代ってトンネル掘りの指揮をとることになった。
こうして工事が始って半年、犠牲者はすでに十六人を数え、難工事であることが現場の人たちに
不安を抱かせ始めた。(Movie walkerより抜粋)
 
この映画は47年前の映画です。
錚々たる俳優が集結しています。
志村喬高峰三枝子佐野周二芦田伸介岡田英次…など、たくさんの有名俳優が出演して
います。
そうそう、宇野重吉寺尾聰が親子役で親子共演してましたよ^^
 
トンネルを掘り進めて行くと、軟弱な花岡岩帯にぶつかり、山崩れと大量の水がトンネルを襲い
ます。
水抜きのトンネルを掘ったり、別のルートを掘ったりしますが、なかなか思うように工事が進みま
せん。
集められた作業員は、一人抜け二人抜けと辞めて行きます。
今ならば、しっかりと地質調査をし、最新の機械で掘り進めていけたでしょうが、47年前だと人力
に頼ることが殆どでした。
トンネル内に大量の水(山に溜まっている湧き水)が流れ込み、機械や人間を押し流します。
トンネルは無事に開通するのか?…と、画面に目が釘付けになりました。
この工事で、171人の方が亡くなりました。
どれだけ危険で、難航した工事か分かります。
皆、一生懸命に掘るのだけど、崩れたり水が出たり…。
現場の苦労を目にして泣けました。
 
私は小樽市に在る、石原裕次郎記念館で、「黒部の太陽」で使ったセットの一部分が展示して
あるのを見ました。
もう20年近く前です。
今は展示されていませんが、そのセットを思い出しました。
この映画は大スクリーンで観たいですね。
 
石原裕次郎が、「この作品は大スクリーンで観て欲しい」と言ってたことも有り、長らくビデオ化
やDVD化されませんでした。
…が、去年DVD化されたようですね。
50インチぐらいのテレビなら、迫力が有るかな?
うちは転勤族で引っ越しが多いから、26インチのテレビなので、迫力も半減ですわ(>_<)
 
夫が居ぬ間に、感動に浸る私でした(^o^)丿