アカデミー賞受賞作品を放送しています。
↓この地では上映されなかった映画です。やっと観られました。
新聞記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話を、「扉をたたく人」のトム・マッカー
に晒す記事を掲載した。
社会で大きな権力を握る人物たちを失脚へと追い込むことになる、記者生命をかけた戦いに挑
む人々の姿を、緊迫感たっぷりに描き出した。
第87回アカデミー賞受賞作「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で、復活を
(映画.comHPより)
この映画の中で、「結婚してはいけないから、こういう事件が起こり得るのだ」と、被害者のカウン
セリングをしていたカウンセラーが言います。
この映画に出て来るのは「神父」です。
「神父」(司祭)は、カトリック教会における聖職者の尊称です。
聖職者で無ければいけないので、結婚は出来ません。
一方、牧師はプロテスタントの教職者の呼び名です。
牧師は教区や教会を管理し、信仰を指導する信徒の代表であり、学校の先生と同じ教職者なの
です。
牧師は結婚して所帯も持てますし、女性も牧師になれます。
カウンセラーが言うには、抑圧された性衝動が、小さな子供たちに向うのだと…。
勿論、そういう輩はごく僅かです。
…が、スポットライトチームが調べると、出るわ出るわ、エライ数の鬼畜神父が見つかります。
貧困で片親か家庭崩壊で、親との関係性が薄く、口数の少ないおとなしい子供が狙われます。
親に構ってもらえない子供は、優しい神父に構って貰えることが嬉しいのです。
言葉巧みに子供達を招き入れ、己の性の対象にするのです。
そういう行為が行われていることを知りながら、司祭や枢機卿は事実をもみ消します。
告発されたり、事実が発覚すると、病気治療の為とか、休職とか、理由を付けて、鬼畜神父を
よその土地に移動させるのです。
映画では、教会組織ぐるみで神父を守っている感じでした。
何だか…ね、切ない映画でしたよ。
信仰の自由は大事だけれど、ちょっと違った方向に道を踏み外す指導者もいるのよね(T_T)