昨日は一日雨でした。
今朝はドンより曇ってます。
今日は一日曇り空か?
さて先週の木曜に、ブロ友のguchさんから一冊の本が送られて来ました。
知人から勧められて読んだ本が、ことのほか感動作だったとかで、「是非この本を読んで欲しい」
と、わざわざ新本を買って、送って下さいました。
早く読みたくて、夫が夜勤に入るのを待ってました。
昨夜7時から読み始めて3時間、一気に読みました。
途中で止められないんです。
もうね、映画好きな人には、堪らない本ですよ。
guchさんが、「主人公の父親がマンションの管理人なので、私の父にも読んで欲しい」…と
熱望されたのですが、残念ながら私の父は、映画にも読書にも情熱が有りません。
父に渡しても、読まれないまま「積ん読(つんどく)」状態になるのは間違いないです(@_@;)
ただ、この小説に出て来る父親は、私の父と似ている。
「宵越しの銭は持たぬ」「妻の苦労は考えず、自分勝手に物事を進める」…、私の父はギャン
ブルはしないのですがね。
その代わり、酒を浴びるほど飲んでます(>_<)
酒の席で起こした様々な事件の尻拭いは、全て母が担っています。
この本の主人公、歩は40歳前の女性。
大手の会社に勤めていて管理職だったが、彼女の出世を快く思わない連中に足を引っ張られ、
辞職することになる。
辞表を提出した日に、父親が心筋梗塞で倒れ、手術を受けると母親から連絡が入る。
そして、よりにもよって退職する日が手術日となるのだ。
かくして歩は、無職一日目から父親の仕事である、マンションの管理人の仕事を手伝うことに
なる。
この父親がとんでもなく「ギャンブル依存症」「映画狂」で、父親に300万円の借金が有ること
が発覚。
どうやら、何回も借金をしては、母親と娘が返済して…と繰り返していたようで、自己破産や
夜逃げ経験もあるのだ。
しかし父親の影響を受けて、歩も映画好きになる。
本書には、随所に名作映画が登場します。
そこを読むだけでも、父親がどれだけ映画を愛しているのかが分かります。
私は登場する映画のうち、8割ぐらいは観てたかな?
読みながら、映画の一場面が頭に浮かび、泣きながら読んでしまいました(T_T)
あの場所は、一歩踏み込めば異次元になる結界です。映画は、結界に潜
む神様への奉納物です。
とりわけ、名画座は「昔ながらの村の鎮守」みたいな場所だ。
DVDで観ればいいや、と思われるような映画を作りたい映画人がいるも
のか。
↑本の内容を思い出すだけでも、泣けて来ます。
この小説は、全ての映画ファンに捧げる本です。
「映画の神様」が、崩壊寸前の家族を再生し、閉館に追い込まれる映画館を生き帰らせ、
国を越えて友情を育ませます。
映画ファンにお勧めしたい本です。
guchさん、素敵な本を有難う。
この本に書かれているように、「大好きな人たちと大好きな映画館で一緒に
観られる。それが人生最良の映画」なんですよね(^o^)丿
週刊誌や雑誌でなく、久しぶりに読書しました。
「読書の秋」を堪能した私である(^◇^)