今日は転勤辞令が発表されるハズなのだが、今のところ夫からは何も連絡が無い。
夫は「もしかしたら、3月1日に発表されるかも知れんぞ」と言っていた。
これは人事課にクレームが殺到するのを防ぐため、週末の定時間間際に(週末に頭を冷やして
冷静になってね…と言うことで)発表されることが有るのだそうだ。
今度の日曜が出勤の夫は、休みが変動になって金土と休みになる。
明日の発表になったら、夫が事情を知るのは3日の日曜か?…と思ったら、そういう時は連絡が
来るだろうと言っていた。
昨日映画に行けなかった私、今日は用事で出掛けたついでにミニシアターに行きました。
「希望の国」
東日本大震災から数年後の長島県を舞台とする。
いずみ(神楽坂恵)と、平凡ではあるが満ち足りた暮らしを営んでいた。
ばかりいる息子・ミツル(清水優)に文句を言うことはあるが、仲良く生活していた。
そのような事態が人々の生活を一変させた。
警戒区域が指定され、鈴木家は強制退避が命じられたが、道一本隔てた小野家は非難区域
外だった。
泰彦は洋一夫婦を自主的に避難させるが、自らは住み慣れた家に留まった。
その後、泰彦の家も避難区域に指定され、強制退避の日が迫る中、泰彦は家を出ようとはし
ない。
その頃、避難所で暮らしていた鈴木家の息子・ミツルと恋人のヨーコは、瓦礫だらけの海沿い
の街で、消息のつかめないヨーコの家族を探して歩き続けていた。
果たして、原発に翻弄される人々に明るい未来は訪れるのか…(goo映画HPより抜粋)
作品です。
いつもの園監督ならば、エロ・グロ・暴力シーンが必ずどこかに入っているのだが、この映画に
は一切出て来ません。
舞台は「長島県」と言う架空の県です。
福島の原発事故で、少しも学んでいない進歩が無い、国や市や町や国民に対して、疑問を投
げかけた映画です。
或る日突然、日常生活を奪われた人達の悲しさ、放射能におびえる妊婦、その町に住んでい
たからと、避難先でイジメられる小学生。
映画を観ていて、どこに怒りを持って行けば良いのか?…と切なくなりました。
もうじき東日本大震災から2年になる。
しかし、福島県は立ち入ることが出来ず、復興が遅れている。
幸いにして被害に遭わなかった私達が今、何が出来るのか?…と考えさせられた映画でした。