Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「東京家族」

来週の水曜日は予定が入ってしまい(こちらは水曜日がレディスデー)、早く観に行かないと…と、
今日バタバタと観に行って来ました。
 
 
 
2012年5月、瀬戸内海の小島に暮らす平山周吉(橋爪功)と妻とみこ(吉行和子)は、子供たちに
会うために東京へやって来る。
だが品川駅に迎えに来るはずの次男の昌次(妻夫木聡)は、間違って東京駅へ行ってしまう。
周吉はタクシーを拾い、郊外で開業医を営む長男の幸一(西村雅彦)の家へと向かった。
長女の滋子(中嶋朋子)は不注意な弟に呆れ、幸一の妻、文子(夏川結衣)は歓迎の支度に忙し
い。
やがて周吉ととみこが到着、大きくなった二人の孫・実(柴田龍一郎)と勇(丸山歩夢)に驚く。
そんな中、ようやく昌次も現れ、家族全員が久しぶりに夕食を囲むのだった。
日曜日、幸一は勇を連れて、両親をお台場から横浜見物へと連れて行く予定だったが、患者の
容体が悪化、急な往診に出かけることになる。
周吉ととみこは、滋子の家に泊まりに行くが、美容院を経営する滋子は忙しく両親の相手がで
ず、夫の庫造(林家正蔵)が駅前の温泉へと連れ出す。
滋子に頼まれ、昌次は両親を東京の名所巡りの遊覧バスに乗せるが、自分は疲れて居眠りを
ている。
帝釈天参道の鰻屋で、周吉は、舞台美術の仕事をしている昌次に将来の見通しはあるのかと
いただす。
昔から昌次に厳しい周吉、昌次はそんな父が苦手だった…(goo映画HPより抜粋)
 
 
この映画は、監督50周年を迎えた山田洋次81本目の監督作品です。
小津安二郎の名作「東京物語」をモチーフに、設定を現代に置き換えて家族の絆を描いた作品
です。
2011年4月にクランクインの予定でしたが、東日本大震災の発生を受けシナリオを変更、撮影が
延期されキャスティングも変更になりました。
もうね、何から書いていいか分かりませんが、「夫婦愛」「親子愛」「家族愛」を描いた作品です。
出演している役者が皆、上手いんですよ。
2時間半近い上映時間ですが、引き込まれて観ました。
 
いつまでもフラフラしている、次男の昌次のことが気掛かりな母親。
気になっているくせに、昌次と素直に対話できない父親。
どこにでも有る家族の姿を描いています。
 
私もトンチキ夫と結婚したときに、夫の母から「親はいつまでも生きているわけじゃないから、こ
の子はどうするんだろうと心配していたのよ。ほら、後期高齢者の行方が分からないって問題
になってるでしょう。これで安心できるわ」と言われました。
今日の映画の中でも同じようなことを、とみこ(吉行和子)が紀子(蒼井優)に話してました。
 
瀬戸内海の小島から出て来た…という設定なので、登場人物が広島弁を話してました。
橋爪功吉行和子、方言が上手かったわ。
聞いていると実家に帰ったような気分になりました^^
それにね、橋爪功が酔っ払って絡むシーンでは、「私の父にそっくりだわ」と驚きましたよ(@_@;)
 
広島県大崎上島町木江(きのえ)がロケ地で使われています。
狭い道で坂道ばかり…、私の実家を思い出しました。
観終わった後に、なぜか幸せな気持ちになりました。
機会が有れば、是非観賞して欲しい作品です。
小津監督の「東京物語」も観賞しなくては…と思いましたよ(^o^)