Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「優しい心の妹だった」

昨日の暴風雪で北日本、特に北海道登別市は大変な状況ですね。
登別市では未だに停電が続いているそうで…。
11月に暴風雪で大停電だなんて聞いたことが有りません。
私が住んでた17年弱の間でも、12月の上旬や年末は荒れることが多かったですが、このような
大停電になったことは有りませんでした。
北国では暖房が止まると凍死しますからね。
早く復旧しますように…
 
さて私、今朝の読売新聞の朝刊を読んで泣いてしまいましたよ。
踏切内にしゃがんでいた70歳の男性を助けようとして亡くなった、60歳の女性のお姉さんが妹へ
の気持ちを語ってる記事が載ってました。
亡くなられた女性は、中村のり子さんという方でした。
中村さんは遮断機をかいくぐり、男性の両脇を抱えて踏切の外に出そうとして、電車にはねられた
そうです。
このニュースはテレビで知っていたのですが、私はてっきり男性が、身体が不自由な人で、履き物
がレールに引っかかって、身動きが取れなくなったのか?…と思ったのですよ。
そしたらこの男性、買い物帰りで落とした荷物を拾うのにしゃがんでいた…と言うじゃないですか。
遮断機が下りたら先ず逃げようよ!
命あっての物だから…
結局、助けに行った中村さんも巻き添えになり、2人とも亡くなりました。
でもね、分かるのよ。
私もその場に居たら、中村さんと同じように行動したと思うから。
抱えてすぐ、線路から出られると思うし(T_T)
 
 
私の実家が有る田舎町、駅近くにある総合病院の前を通る踏切で、しょっちゅう人身事故が起こる。
従弟のクラスメートも高校を卒業してすぐに、その踏切で事故に遭い亡くなった。
いえね、車が線路で立ち往生…ってわけじゃなく、徒歩で渡るのですが、異常に事故が多いので
す。
私が高校生ぐらいの時に、その踏み切りで起こった事故、聞いた話によると(母の姉がその踏切の
近くに居住していた)小学生の女の子(多分小1か2年ぐらい)の靴が線路に引っかかり抜けなくな
った。
自転車で通りがかった主婦が足を引っ張ってみたが、何故か靴も脱げず足も抜けなかったのだ。
緊急停止ボタンも有り、状況を見た人が押したけど間に合わず、電車にはねられてしまいました。
女の子は「おばちゃん、死にたくないよう」と言ったそうだが、迫りくる電車に、助けに行った主婦は
泣く泣く線路を出たそうだ。
そう女の子を置き去りにして…。
何とも切ない話です。
その主婦はその後どうしているのか?
 
その踏切は「飛び込み自殺」も多い。
ちゃんと遮断機の前で立ち止まっていたのに、電車が近付くとフラフラと遮断機をくぐり、線路内に
入り込んだ…と言うのも聞いた。
一緒に立ち止まっていた友達の話では、自殺する原因は何も無かったと言うのに。
制止する友達の声も聞こえないかのように、突然フラフラと線路内に入ったそうだ。
私の母は「理由も無いのに線路に飛び込むのは、(霊に)呼ばれたからだ」と言っていた。
その踏み切りには、成仏できない霊がウヨウヨいるのか?
確かに、精神的に弱っている者に憑依するという話は聞いたことが有るが…。
 
母はその踏み切りを渡るときは自転車のタイヤがはまらないように、気を付けていた。
従弟一家も引越したから、その踏み切りを渡ることは無くなったが。
私はどこの踏み切りであろうと立ち止まってる時は、緊急停止ボタンの位置を確認しながら待つ
癖が付きました(@_@;)
 
今日のブログタイトルは、新聞記事の見出しになったタイトルです。
お姉さんは病院からの連絡で駆け付けて、のり子さんの遺体を確認したが、「骨折していて眼鏡
も壊れていたけれど、不思議と顔に傷は有りませんでした。人助けをしたから神様が顔を守って
くれたのかしら?」と語ったそうです。
 
いよいよ土曜日から師走に入る。
思わぬことで人に迷惑を掛けることが有るが、そういうこと無く、無事に楽しく今年を終えたいと思
ますね。