Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

映画「飛べ!フェニックス」

今日は快晴で、洗濯や布団干ししてます。
…で、スカパー!の映画チャンネル「ザ・シネマ」で、「飛べ!フェニックス」を放送していたので、
観ました。
つい先日、ブロ友のguchさんが記事に書かれていたので、興味津津で観ました。
 
 
 
アラビア石油空輸会社所属の輸送兼旅客機が、サハラ砂漠にある採油地から基地へ帰る途中、
砂嵐に遭遇し砂漠の真只中に不時着した。
この事故で2名の死者と1名の負傷者がでた。
操縦士のフランク(ジェームズ・スチュアート)は、事故の一切の責任をとる決心をして、航空士ルー
(リチャード・アッテンボロ-)と共に、何とか乗客を無事救出すべく策を練った。
この乗客の中には、イギリス陸軍大尉ハリス(ピーター・フィンチ)と部下のワトソン軍曹(ロナルド・
フレイザー)がいたが、ワトソンは上官であるハリスに根深い反感を持っていた。
数日後、救援隊が来ないのにしびれを切らしたハリスは乗客の1人で、小猿を持っている男カルロ
ス(アレックス・モントーヤ)や、採油夫長トラッカー(アーネスト・ボーグナイン)とともに、オアシスを
探しにいった。
だが、トラッカーは、砂嵐にまきこまれたのか、数日後死体となって発見された。
一方、年若い飛行機デザイナーのハインリッヒ(ハーディー・クリューガー)は、人手と器材さえあれ
ば、壊れた飛行機から新しい小型の単発機を組立てることができると、フランクに説いた。
だがベテランのパイロットであるフランクには、この年若いデザイナーのことを信用することはでき
なかった。
しかし、医師のルノー(クリスチャン・マルカン)はハインリッヒ計画に賛成した。
そうしたある日、一行は近くにアラビア人の1隊がキャンプをはっているのを発見し、ハリスとルノー
が偵察に出発した。
だが期待も空しく、夜が明けるとアラビア人の1隊は姿を消し、キャンプの後から、ハリスとルノー
死体が発見された。
最早、ハインリッヒが作る飛行機に一るの望みを託す以外になくなった。
全員が一丸となっての協力が実り、やがてハインリッヒが設計した「フェニックス号」は、生存者7名
を乗せて、空に舞い上がった(goo映画HPより抜粋)
 
この映画は1965年アメリカ公開で、日本では1966年に公開されました。
飛行機が不時着して、数日は救助を待ってたんですよ。
でも、水は残り少ないし、食料と言えば積み荷の「ナツメヤシの実」しか無くて、このままじゃ救助
が来る前に死んでしまうと思い、脱出作戦を考えるのです。
まずは「砂漠越え」、充分な装備も無く砂漠は越えられないと実感するのです。
次に救助を待つために地図を見て「水探し」を考えるのです。
結局、たどり着かずに戻って来ます。
そして、乗客部分と貨物部分の双方向機の使える部分を溶接して、コンパクトな1機にすることを
ハインリッヒが提案するのです。
最初はバカなことを…と言ってたフランク達ですが、最終的に一か八かの賭けに出ることにします。
飲み水が無く食料も無い状態ですから、みんな殺気立ってくるんですよ。
水や食料が充分なら、気長に助けを待てますけどね。
 
ふと、昔観に行った映画「おろしや国酔夢譚」を思い出しました。
伊勢を出て江戸に向っていた船が嵐で漂流し、ロシアの属領だった離れ小島に辿り着き、ロシア
船も同じく流されて漂着したのですが、ロシア人は積み荷のウォッカを飲んで、「どうせ助けは来な
いし、俺たちはここで野垂れ死にするのだ」…と自棄になるのです。
片や日本人達は、島に流れ着く沈没した船の木片を拾い集めて、船を作ることにしたのです。
最初は馬鹿にしていたロシア人達ですが、黙々と作業する日本人と少しずつ出来あがって行く船
を見て、「一緒に乗せてくれないか?」…と協力を申し出るのです。
 
当時26歳だった私は、国民性の違いを学びましたね。
まさに「創意工夫」、来ない助けを待つよりは、脱出する船を作るんですよ。
「物作りの国」日本の真骨頂です。
緒方拳さんが主人公の大国屋光太夫を演じてます。
川谷拓三さん、江守徹さん、西田敏行さんなどが脇を固めてます。
こちらの映画も人間ドラマが描かれていて、かなりお勧めできます。
昨今のCG満載のアクション映画も良いですが、クラッシックシネマも捨てた物じゃありません(^o^)丿